昆虫混入OKのアメリカの食品衛生基準 | T-MOTOの日曜映画

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日曜日のショートムービー製作

ぺヤングの商品回収がニュースになっていますが、海外ではどうかというと、たとえば、アメリカの場合、こんな感じです。

FDA(アメリカ食品医薬品局)の基準

ピーナッツバター100グラム当たり昆虫の断片50個まで。
カレー粉では25グラム当たり100個まで。
缶詰トマトでは缶当たり果実を加害するミバエの卵5個とウジ1匹、ウジだけなら2匹まで。

リンゴペースト   
100グラムのリンゴペースト当たり4本までのげっ歯動物髪の毛、昆虫5匹まで(ダニ、アリマキ、アザミウマ属あるいはカイガラムシを数えずに)

チョコレート
100グラムに対して60個までの昆虫の破片。

レーズンに混入するショウジョウバエの卵 
10オンス(283g)あたり34個までならOK 

マカロニに混入するネズミの毛
225gあたり、4.4本までならOK 

リンゴを使った加工食品に含まれるカビ
11%までならOK 

ピーナッツバターに混入する砂や土
100g当たり、25mgまでならOK 

缶詰マッシュルームに混入するウジ
100gあたり19匹までOK 

トマトソースに混入するウジの幼虫や卵
100gあたり14匹までならOK 

香辛料(タイム)に混入する昆虫の破片(体の一部、糞、排泄物など)
10g当たり325個までならOK 

チョコレートケーキに混入する昆虫の破片
100gあたり59個までならOK 

小麦粉に混入するネズミの毛
50gあたり1本までならOK

Defect Levels Handbook
http://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsRegulatoryInformation/SanitationTransportation/ucm056174.htm
Food Defect Action Levels - the Levels of natural or unavoidable defects in foods that present no health hazards for humans.
Introduction
Products without defects
Use of Chemical Substances to Eliminate Defect Levels
Using This Food Defect Action Level Booklet
Additional Copies
Glossary
Commodities and Defect Action Levels

さすが、西部開拓の国の子孫ですね。この程度の昆虫混入など気にしません。

アメリカ当局の見解
「このレベルは殺虫剤を多用すればもっと下げられるが、無害な自然物の混入を殺虫剤の混入に置き換えることは賢明ではない」

一方、日本では昆虫混入には厳しくても、農薬混入には甘いです。
EUでは禁止されているネオにコチノイド農薬はほとんど野放し状態。
人間にも健康被害が出ていることを各地の医師が報告しているのですが、マスコミ沙汰にもなりません。