福島第一原発と同型のGE社の原子炉をスイスも購入しているのですが、モノが同じでも人間の質がえらい違いです。
日本・・・全電源喪失を想定せず、手動ベントを想定せず。非常用冷却装置の訓練をせず。(事故時に操作を誤って空焚きしてメルトダウン)。原発の運用と監督が同じ組織の管轄。
スイス・・・手動ベントのためのマニュアルを準備。ベントによる放射性物質を減らすためのフィルターを独自に装備。監督組織は純粋に安全面の観点から判断。
スイスの電力会社は安全のためのコストが将来増えて採算が取れなくなったら、原発から撤退するというクールな態度です。
スイスのような人たちばかりだったら、ぎりぎり原発の稼働に賛成してもいいんですけど、日本の場合だと、原発関係者の個々の発言の詳細を見ると、ロクでもない人ばかりなので、論外です。