先日の立花隆さんの番組の話の続き | T-MOTOの日曜映画

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日曜日のショートムービー製作

臨死体験がテーマでしたが、番組では可能なかぎり脳内の現象として科学的に説明しようというスタンスでした。

人間の知性は物事の比喩によって成り立っているみたいなところがありますが、主観的な意識、私が私であること、自我の問題となると、他に例えることができない唯一の現象ですので、「死んだら心はどうなるのか?」というのはもう永遠の謎ですね。

平賀源内は、命は火のようなもので、死んだらあの世へ行くと考えるのは、火が消えたらあの世へ行くと考えるのと同じくらいバカげている、というようなことを言っていましたが、火が燃える現象というのはあくまでも脳神経の活動とか細胞の代謝とかいった外から観察できる現象の例えにすぎず、主観的な意識の例えとしては成り立ってませんからね。比喩になってません。