インド、イルカを「人類でない人」に認定 | T-MOTOの日曜映画

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インドは、シャチやイルカのようなクジラ目の動物たちについて、「人類ではない人」という特別な地位を公式に認め、これらの動物を飼育するドルフィンパークをすべて閉鎖するように命じたのだそうです。

インドの環境・森林大臣は、科学がこうした動物たちの知性や感情をはっきりと確認したと説明して、一定の権利を持つ「人類ではない人」として捕獲や監禁につながるすべての行為を禁止したとのこと。

インド動物保護組織連盟のプジャ・ミトラ氏
「わたしたちは、運動の間に広く周知した科学的証拠のおかげで、『人類ではない人』という概念をもち込むことに成功しました」。

科学的研究により、イルカが完全に人間と類似した自意識レヴェルをもつことが示されたという主張です。

確かに、イルカは、野生のイルカでもその行動は、溺れている人を助けたり、ダイバーがいると遊びにやってきたりと、他の野生動物と比較すると特異です。

精神が人間に類似していれば尊重するのか、あるいは、同じ人類種ではないという理由で切り捨てるのか、実はこのようなイルカに関する話は、人間の倫理とか人間性についての根源的な問題のように思われます。