フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2018東京交響楽団フィナーレコンサート 祝バーンスタイン生誕100年(ミューザ川崎シンフォニーホール)。

 

指揮:秋山和慶

テューバ:田村優弥(ミューザ・ソリスト・オーディション2016合格者)

ヴォーカル:幸田浩子♡、中川晃教◆

 

ジョン・ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレ

ジョン・ウィリアムズ:テューバ協奏曲

バーンスタイン:「キャンディード」序曲

        「キャンディード」から

        「着飾って浮かれましょ Glitter and be Gay」♡       

「キャンディードの哀歌 Candide's Lament」◆  

「なんて幸せな二人 Oh, Happy We」♡◆  

組曲「キャンディード」(C.ハーモン編)

ディヴェルティメント

(アンコール)

バーンスタイン:ウエストサイド・ストーリー〜トゥナイト ♡◆

 

今年は20世紀の偉大な音楽家、レナード・バーンスタインの生誕100周年ということで、このフェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2018でも、オープニングとフィナーレでバーンスタインの作品が演奏された。

後半に演奏されたそのバーンスタイン作品は、演奏頻度の高いキャンディード序曲からスタート。演奏頻度が高いとはいえ、この曲は変拍子もあるしとても難しい曲で、生き生きと演奏するにはかなりのリズム感が必要だと思うのだが、今日の東響の演奏はまずまずか。先日、マツカワ指揮PMFオケで聴いた演奏のぎこちなさに比べたら、さすがにプロの演奏ではある。

続いて演奏されたのは、個人的に大好きな「着飾って浮かれましょ」(着飾って、きらびやかに)、幸田浩子の声と演技はなかなかこの曲の雰囲気に似合っている。最高音はちと苦しかったが。こちらも、つい先日PMF音楽祭で天羽明恵の歌を聴いたのだが、今日の演奏の方が断然こなれている。

中川晃教の声は美声ながら軽め。幸田とのデュエットでどういうわけかやや遅れ気味なのはリハ不足か?これはアンコールのトゥナイトでさらに顕著になった。

組曲キャンディード、ミュージカルの聴き所を集めているが、マーラーを思わせるような部分もある感動的な音楽。

最後に演奏されたディヴェルティメント、ほとんど知らない音楽だと思っていたが、どこかで聴いたことがある。いや、間違いなく聴いたことがある。全曲はパーヴォ・ヤルヴィがシンシナティ響と来日したときに演奏されていて、ワルツはロスフィル、ボストン響の来日公演のアンコールで聴いたことがあった。1980年に作曲されているだけあって、その筆致はかなり円熟している。

 

前半は映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ作品。ロサンゼルス・オリンピックの有名なファンファーレ、秋山さんの演奏はやや遅めで少し違和感を感じる。

続いて演奏されたテューバ協奏曲、ジョン・ウィリアムズらしくとても聴きやすい音楽で、機動性が高いとは言えないテューバでこれほど軽快な音を聴けるとは思わなかった。ソロの田村優弥、ひと目見てテューバ奏者とわかるような大柄な体格…

 

弦は14型(コントラバス7)。東京交響楽団、明日中国ツアーに出発し、明後日上海で本番があるとのこと。とても多忙なオーケストラだ。

 

総合評価:★★★☆☆