<周産期医療>現場負担、放置のツケ 愛育病院が指定返上へ | 心理・医療・看護のTERADAカレッジ たけみん☆(別府武彦)

<周産期医療>現場負担、放置のツケ 愛育病院が指定返上へ

たけみん☆コメントは記事の下です。

チョット、見てくださいね。

3月26日2時32分配信 毎日新聞 より


 愛育病院が、妊産婦や新生児にとって「最後のとりで」である総合周産期母子医療センター指定の返上を東京都に申し入れた問題は、安心な医療体制を維持しようとすれば労働基準法を守れない過酷な医師の勤務実態を浮き彫りにした。

 多くの産科施設では医師の夜間勤務を、労基法上は労働時間とみなさない「宿直」としている。宿直とは巡回などの軽い業務で、睡眠も取れる。だが実際の夜間勤務は、緊急の帝王切開手術をするなど日中の勤務と変わらない。厚生労働省は02年3月、こうした実態の改善を求める局長通達を出していた。

 しかし、全国周産期医療連絡協議会が08年、全国の同センターを対象に実施した調査では、97%が「宿直制」をとっていた。77%は夜間勤務明けの医師が翌日夜まで勤務し、翌日を「原則休日」としているのはわずか7%しかなかった。

 労基法を守ろうとすれば、医師を増やし、日勤-夜勤で交代する体制を実現するしかないが、産科医は減り続けている。06年末の厚労省の調査では、産婦人科医は1万1783人で、96年から約12%減っている。全国の同センターも、少ない医師でやりくりせざるをえないのが実情だ。愛育病院のような動きが広がれば、日本の周産期医療は崩壊の危機に直面する。

 産科の医療体制整備に詳しい海野信也・北里大教授は「医療現場は患者に迷惑をかけないように無理してきたが、労基署の勧告は『医療現場に過度の負担をかけるべきではない』との指摘だ。こうなるまで事態を放置してきた国の責任は重い」と批判する。【河内敏康、永山悦子】




ちょっと、真面目にコメントします。
上記のニュース配信を見て、ビックリしたというよりすごく残念で悲しく感じました。
この愛育病院は、皇族方もここでご出産される伝統ある産科病院で、民間病院でも真面目に取り組まれていた医療機関のひとつ。
その愛育病院が「周産期医療」の指定を返上しなければならなかったのは相当な医療現場の実情だったのでしょう。
この記事を読んで、怒りがこみ上げ、それをどこにぶつけて良いのか、愛育病院をここまで追い込ませた、国や地方自治体など、また、私たち国民も関心が無さ過ぎるのに不甲斐なさを感じます。
どんどん、これから医療崩壊・福祉崩壊は加速して、私たち国民がギリギリになって、どうするんだという未来予想が見えてくることが覇気無き日本人にいらだちます。

皆さん、「周産期医療」という言葉の意味わかりますか?
子供を生むことはお金がかかること知っていますか?


                                            別府武彦





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