バゲットを買って、あとは、ビールでも飲みながら食べてみようか。


とりあえず、バラマーケットの人混みを離れて、少し南へ。
適当なパブがあったので入る。
ビールの値段は、6ポンド50ペンス。チルドのビールは、このくらいの値段は、もう覚悟しな稚いのかもしれない。一杯12百円。。


チルド、と書きましたが、それが正式な呼び方かどうかは、わかりません。

もともと、パブのエールは、常温で近い温度で飲むのです。これが普通においてあるパブのエールです。


しかし、ロンドン市民も、いつのころからか、ビールは冷やしてのむとおいしいのではないか、と気づいた(たぶん)。

それで、今、ロンドンのパブに行くと、伝統的なエールのタップと、チルドのタップが、少し位置を変えて並んでいるのです。
チルドのビールは、エールより1ポンドくらい高いようです。


それでも、十年くらい前は、チルドのタップの数は、それほど多くはなかった気がするが、最近は、エールのタップと、チルドのタップの数が、同じくらいになっている。チルドといえば、ステラアルトワと、ビールじゃないけどストロングボウのタップしかないパブも多かったと思うが、今は、チルドのビールが、四つ五つタップにならんでいるのである。


このあたりは、サザーク、とかいうのだったか。テムズを南に渡ると、どことなく高級感のある北側と違って、街が雑然としてきます。