本日の宿は、ロンドンのモクシーストラットフォードです。中心部のホテルはロンドンはとても高くなるので、今回はイーストロンドンにいたしました。
移民が多い地区ですが、特定の地域以外では、治安に問題がある場所ということもないようです。この辺りには始めてきました。地下鉄はセントラルラインとジュビリラインが走っています。ジュビリラインでグリーンパークまで行こうとすると30分はかかると案内板が出ており、やはりかなり東にきたんだなと思いました。
ロンドンオリンピックが開かれたのがこの地区になります。オリンピック開催のために予算をかけて、この辺りが整備されたそうです。
スラットフォードの駅前は人で賑わっています。また、よく整備されているように見えます。
チェックインでは、上方の階(upper)希望、暗い部屋が嫌であること、東向きの部屋がいい(east facing room)とリクエストすると、ある程度配慮してくれます。到着前にマリオットのスマホアプリからチャットでリクエストしたところ、上層階で通りに面した部屋を用意したと返信がありました。
バーカウンターの一角にフロントデスクがあります。若者っぽい、とでもいうのでしょうか。朝食は有料になるそうで、プラチナエリートメンバーに対しての無料での提供はやっていないということだそうです。モクシーは、どこでもそうなのでしょうか。
廊下は若干暗い感じもしますが、演出でしょう。新しくて綺麗です。
部屋はこじんまりとしていますが、狭すぎることはありません。ベッドは一人で使うので十分すぎる大きさです。調度は全てが、新しくてとても綺麗です。
テーブルが狭いので、ここでデスクワークをすることは難しそうですが、ロンドンまで来て部屋に閉じこもってデスクワークをすることもないでしょう。なお、金庫がありませんでした。セキュリティとしては、やや問題ありでしょうか。また、冷蔵庫がありません。ウエルカムドリンクは提供されません。収納用の棚、箪笥などはありません。また、ゴミ箱が小さな金属の缶のものが洗面所に一つしかありません。こちらは、サイズが小さくて不便な気がします。フロントに申し出れば、同じものをもう一つ、もらえるそうです。
とても綺麗で、機能的で、不要なところは、削っているということでしょう。そこに不満はありません。値段は変動しますが、一泊、9000円から1万5000円程度です。神田のアパホテルに泊まっても、今の時代、それくらいの値段はします。
この値段で、ロンドン中心部に泊まったら、それこそ狭い部屋に簡易ベッドのような居住空間になりますから、十分な宿泊先だと思いました。
一階に降りると、デスクがあり、必要であれば、ここに来て事務作業をすることもできるようです。ただ、ロンドンまで来て、ホテルのグラウンドフロアで、事務作業もないでしょう。書を捨てて街へ出ましょう。
一階にはくつろげるスペースもあり、若者がくつろいでいました。とにかく、ターゲット層は、若者、という感じのつくりです。といって年輩者にとって居心地が悪いわけではありません。雰囲気が、若者向けっぽいだけですし、外国なので、雰囲気がどうであっても、もともと日本の雰囲気とは違うので、気にはなりません。マリオット、ウェスティンのような重厚な雰囲気は、味わいたければ、もっとお金を払って泊まりましょう。
このホテルのロケーションを考えると、「リーズナブルな値段で、多少狭くてもいいので、ロンドン中心街に近いところに2、3泊泊まって、ひたすら観光をしたい」という人には向かないかもしれません。
しかし、多少中心街から離れているといっても、このホテルは駅から徒歩4分で、チューブは、ジュビリやセントラルが通っているので、交通の便は良いわけです。また、ストラッドフォード駅周辺はよく整備されています。
この値段で、このクオリティのホテルという点で、十分にお勧めできるホテルです。私のように、ロンドンには以前にある程度来ていて、また1週間程度滞在する、ということであれば、第1選択になると言っても過言ではないと思いました。
夜になるとバースペースはなかなか様になっています。
ところで、先に泊まったグラスゴーマリオットのポイントが5日たっても入らなかったため、マリオットのデスクに電話をしたところ、メールで領収書を送ってくれれば、すぐに処理をする、と言われました。領収書は、メールで届くので、そちらをデスクに送ったところ、1時間程度でポイントが加算されていました。リバプールのアロフトの方は、3日後には加算されていました。これでプラチナチャレンジの16泊を越えたので、無事にプラチナエリートステータスになりました。ただ、マリオット系列でもモクシーのような廉価版のホテルに泊まっていると、さほどのメリットはないように思われます。