アバディーンで、一泊して、次の日を迎えました。昨日は、蒸留所に行って、キースから戻ってヘトヘトでした。しかし、懲りずに次の目的地へ。今日はBrew Dog のブリュワリーに向かいます。BrewDog は2007年設立の比較的新しいビールです。現在はアバディーンから北に、エロンという街が本拠地になっています。


ここから1時間バスの旅です。



来たのは2階立てのCOACHでした。行き先は、と訪ねられたので、Brew Dog と答えると、それで通じました。降りて、10分くらい歩く、といわれましたが、問題ないです。往復で£6.20でした。



見渡す限り無人の荒野を行きます。


バスを降りて、歩きますが、無味乾燥な工業団地的な。


ここに本当にあるんだろうかと、不安になります。


やっと見えてきました。いかにも、工場っぽい感じ、武骨な印象を受けます。好きです、こういう感じは。


こじんまりとした、手狭というわけではないけど、豪華な感じがしない建物が、いい雰囲気です。



ブリュードックは六本木にもお店を出してます。行ったことあるのですが、東京も本社に忠実に作ってるんだと思います。


Jet black heartです。美味しい。なんというか、黒ビールの焦げたような麦芽の味がシャープ、キレがあって、旨味がある。ギネスと全然違います。


隣の建物にもタップルームがあります。Over work とあります。最初は意味がわからなかったのですが、これは、ビールの酵母による発酵を通常よりも長くさせた、という意味です。


オーバーワークしているのは、酵母です。従業員ではありません。


12時半過ぎだったけど、誰もいませんでした。本館の方も、まあまあ人は賑わっていますが、規模もさほど大きくはなく、ちょっと大きめのレストランくらいです。アバディーンから、さらに北へ1時間という、不便なところにあるせいもあるのかも。


ここにあるビールは全てオーバーワークということでしょう。


試飲させてもらいました。Cosmic Crush Cherry、酸っぱ過ぎます、健康にはいいかも。なるほどね、オーバーワークなのか。


Punk IPAではなくてはPUNK V PUNK、というビールです。店員さんからのリコメンドです。IPAではないので、苦味はあまりなく、ヴァイツエンのようですが、そこまでの甘さや酵母感がなくて、キレがあります。もちろん、味わいもあります。これは、酸っぱくありませんでした。言われないと、オーバーワークとはわからないかも。多分、先ほどの試飲で、散々、酸っぱい酸っぱいと言っていたので、そうでないものを勧めてくれたのだと思います。


酸味といえば、ベルギービールでフランボワーズを使った、かなり酸っぱいビールがあります。それと似た感じでした。カスクエールなんかは、酵母が生きているので、樽の中で発酵が進んでいくため、管理を間違えるとビネガー化していくそうです。日本の大手ビール、キリン、サッポロ、その他のビールは、生ビールと呼ばれることがあっても、酵母は生きていません。全て、殺菌されています。この辺りが、日本のビールがつまらないところだと思います。昨今は、日本もCraft beerが流行ってきて、状況は随分変わりました。


元のTap roomに戻りました。敷地は大きいのですが、こじんまりとした雰囲気もあって、アットホームな印象を受けます。もはや、有名な巨大企業のはずなんですけどね。


ガイドツアーがある、と掲示されていたので、聞いてみました。予約してないんですが、と言ったら、少し待って、と言われ、OK🙆‍♀️となりました。法被をもらいました。14時からです。飲んで待ってたらいいよと言われました。



Mail order m artin です。共通して、キレと旨味があります。これを飲んで、ツアーを待ちます。