ダフタウンにあります。世界的に有名なグレンフィディックです。地理的には、スコットランドの中で、北の部分、ハイランドになりますが、この辺り一帯は、スペイ川に沿った土地ということで、ウィスキーの産地区分として、スペイサイドと呼ばれています。ウィスキー産地としては、ハイランド、スペイサイド、ローランド(スコットランドランドの南部、イングランド寄りのところ、グラスゴーもそう)、そしてアイラ島のアイラ、それにアイルランドのアイリッシュウィスキーなどが有名です。
ビジターセンターの前に銅像がありました。由来はわからないのです。ガイドツアーに申し込もうとしたら、1時間半かかると言われて、残念ながら時間が取れませんでした。
遥々、スコットランドの奥深いところまで来て、ウィスキーの原産地を訪ねても、現地だとこんなに安く、ウィスキーが飲めるんだ。とはならないのです。もちろん、ここでしか飲めないウィスキーはあるのですが。
グレンフィディックといえば、世界的に有名な醸造メーカーなんですから、ここは有名な観光地、ビジターにとっては、いわばテーマパークです。テーマパークですから、東京ディズニーランドに行って、お値打ちだった、ということはないのと一緒です。ディズニーでしか買えないものがある、といったところも一緒です。
蒸留所はビジターにとっては巨大企業が作ったテーマパークなのではないか、という感想は、昨年、北アイルランドで訪れた蒸留所、ブッシュミルズでも感じたことです。ダブリンでギネスファクトリーを訪れた時も同様の感想を抱きました。
訪れたという経験は、貴重だけど、ウィスキーは飲んで楽しむものという観点から考えると、日本で飲んでいても、そんなに変わらないんじゃないの、という気がしてきてしまうものです。もともと、あんまりテーマパークには、興味がないのです。