※これは実母が毒親だと気付く前のエピソードです。

 

結婚して3年が過ぎたころ、待望の妊娠が発覚しました。

 

それはもう嬉しくて、すぐさまLINEで母に報告したのです。

 

私の妊娠報告を受けた母は「おめでとう」もそこそこに「帰ってくる(里帰り出産する)んでしょ?」と。

 

そこで私は返答に困りました。なぜなら、

 

  • 実家は汚家で、赤ちゃんにとって良い環境とはいえない
  • 実母はガン治療中
という里帰り出産したくない2大要素があったからです。
 
 
あの汚い家に産前産後のおよそ2ヶ月間滞在して私自身が耐えられるのだろうか?
 
という懸念と、
 
ガン治療中の母が産褥婦の世話なんかできるわけないだろ…
 
という疑念が渦巻き、「まだそこまで考えてないよー」と軽い調子で返信したのです。
 
すると母は
 
「産後の娘の世話をするのが長年の夢だったのよー」
 
などと送ってきてもうこれ私里帰りするしか選択肢ありませんやん!
 
と相成った次第でございます泣き笑い
 
最初で最後の出産になるかもしれないし、この機会を逃したら母の夢は一生叶わないかもしれない。
 
そう考えると、里帰りしない選択をすることに罪悪感を覚えました。
 
自分が我慢すればいいだけだし…。と自分に言い聞かせ、
 
赤ちゃんは私が守る!という決意を固め、
 
里帰り先で出産する病院を探し始めたのでした。