思春期を過ぎても、父のことは大嫌いでした。

でも、母のことは好きだった。

 

毒親なのに、なぜ?

 

そう思いますよね。

 

でも、私は実母が毒親だということに本当に気付いてなかったのです。

 

母が毒だと気付くまでは、「母だけなら将来同居してもいいかな」なんて思っていたくらい。

 

もちろん(?)今は同居なんて御免です。

 

今回は、実母が毒親だと気付いたときのことを記事にしていきます。

 

よろしければお付き合いくださいませ花

 

突然のフラッシュバック

 

あれは、2人目の子どもが生まれてすぐのお正月のことでした。

 

私が39歳になる年のことです。

 

当時はまだコロナ前だったので、夫と子どもたちと実家へ新年の挨拶に行った帰り道のことです。

 

どういう話の流れだったかは忘れてしまいましたが、「子どもの頃の母はめちゃくちゃ怖かった」という話になりました。

 

「怖かった」というのは「しつけに厳しかった」というニュアンスです。

 

そして”母から怒られたエピソード”を夫に話しているうちに、次々と幼少期の記憶がよみがえってきたのです。

 

幼少期の記憶があふれ出る泉のようにぶわーっっって。

 

そこで「あれ?私の母けっこうひどくない?てかこれっておかしくない?」と疑問を抱きました。

 

なぜなら、よみがえってきた記憶があまりにも暴力的で、私を意思がある一人の人間として見ていないものばかりだったからです。

 

母は「しつけに厳しかった」のではなく、「自分の機嫌が悪いと私を殴る」人でした。

 

母は常に私を自分の思い通りにコントロールしようとしていて、母の思うように私が動かないときにも殴られて暴言を浴びせられていました。

 

母のことを夫に話しているうちに、私はずいぶんと気分が落ち込むのを感じました。

 

そして夫もまた、私が話す母のエピソードに若干引いている様子でした。

 

 

自身の中で実母が毒親だと確定

 

その日帰宅してからスマホで「毒親」と検索し、その中で「アダルトチルドレン」という言葉とその意味を知りました。

 

そして記事の内容がことごとく自分に当てはまっていることにも同時に気付きました。

 

ネットの情報を鵜呑みにしてはいけないと思った私は、ネットで検索して出てきた本を1冊購入し読みました。

 

それが、スーザン・フォワードの『毒になる親 一生苦しむ子供』という本です。

 

 

 

この本を読み終えたとき、私は実母が毒親だと確信を得たのです。

 

ここからしばらくは、毎晩のように幼少期の記憶がフラッシュバックし、眠れぬ日々を過ごしました。

 

また、今まで自分が感じてきた生きづらさを再確認し、すこしずつ原因がハッキリと分かるようにもなってきました。

 

それと同時に自分が何故か周りから嫌われてきた理由が分かり、消えてなくなりたい衝動に駆られるようになりました。

 

このあたりのエピソードは、また別の記事で書きたいと思います。

 

はる