私は以前 障がい者の方たちとかかわる仕事をしていました。
そのころお世話になった方たちはみんな障害をしっかりうけとめて そのうえで自分にできることをし、めいっぱい人生を楽しんでらっしゃいました。
障害のせいで卑屈になって人生をあきらめてしまっているかのように見える人も中にはいましたし、障害をもったばかりのころは葛藤もありみな大変な時期を乗り越えての今があるとおっしゃっていましたが、わたしはこの障害をもっていきていくということで学ぶことは多かったです。そして見習えるところは見習いたいと思いました。
摂食障害を病気だと思わないという人やぜいたく病だとかいう人もいますが、
さすがにわたしはそうは思えません。
これだけ失うものが多いのに好きで摂食やるはずがありません。摂食障害はやっぱり病気だと思います。
私は正直言うと病気と付き合っていくとか障害とともに生きていくなんていう言葉はあまり好きではないんですが、受け入れるということはありかなと思ったりしています。体型が変わりやすい、食事をうまくとれない、そういう人間なんだ、そう思って堂々と生きてもいいんじゃないかと
たまに思う時があります。
まわりの人たちに変に気を使われるのも嫌なので、あまりカミングアウトはしていませんが
普通の病気の人だったら、あまり食事がとれないなどがあれば正直に話すと思うんです。
実際摂食障害とは関係なく食事制限だったり食事が関係する病気を抱えている方はたくさんいることを考えるともっと気楽に考えてもいいのかもしれないと思ったりします。
話はそれましたが、私はいろんな障害を持つ方と出会った中でもうひとつ思ったことがあります。
それは同じ障害をもっていても楽しそうに生きている方とそうじゃない方がいたのをみて
わたしもどうせなら明るい摂食障がい者で生きていきたい
摂食障害が治った時のことを夢見るのもいいけれど 今少しでも楽しく生きることも考えてもいいんじゃないか そう思うようになりました。