住基ネット稼動を前に | たけまさ公一「今日のたけまさ」

住基ネット稼動を前に

昨夜から今朝にかけてテレビでは「民主党若手議員4人の党首選への立候補表明」に くわえて、「住基ネット稼動を前に山田杉並区長のコメント」が流れた。

8月5日に 国民ひとりひとりに11桁の番号が付与され、基本4情報(姓名、性別、住所、生年 月日)とともに、市町村・都道府県を通じて総務大臣の指定する「財団法人地方自治 情報センター」に一元管理される。

総務大臣は、市町村長並びに都道府県からの委託 を受けて管理すると答弁。また、1年以内に希望者に配布される「ICチップ入りの住 民カード」などを所有することで全国どこの役所でも住民票をもらうことができるか ら便利だと言う。

山田区長などが警鐘を鳴らすのは、全国3300の市町村の1ヶ所 からでも「ハッカー」などが進入した場合、全国民の付与番号などが盗まれること。
また、今後、各市町村の判断で基本4情報に加えて自治体ごとに様々な情報(納税や 保険など)が加えられた場合は盗まれる危険の対象情報も増えることが予想される。

そもそも、小渕元首相の「稼動の前提は個人情報を保護する法整備が前提」という発 言に対し、政府提出の個人情報保護法が未成立のまま閉会したことが稼動延期を求め る大きな理由。

しかし、総務大臣は「法律違反」を「武器」に予定通りの開始を求め ている。夜は、第2回を迎える「武正塾」を行う。講師は最初の県議戦でいっしょに 街頭演説を行ってきた松江さん。楽しみである。夕方を前に外はにわかにかき曇り、 雷鳴もとどろく、風雲急を告げてきた。