サハリン視察 その3 | たけまさ公一「今日のたけまさ」

サハリン視察 その3

サハリンフォーラム2日目。

テーマは政治。もちろん、昨日来懸案の「ピースボート」問題も行う。
ピースボートは25日サハリンのコルサフコに寄港し、翌日国後島へ向かう。
10年来ビザなし交流を行ってきた関係者からすれば、横から入って来てこれまでの両国間の積み上げを台無しにする行為に映る。

ロシア側からは、交流のための「基金」創設などの提案が出される。
私からは、7月の通常国会(衆議院沖縄北方特別委)での「93年東京宣言をもとに日ロ交渉にあたる」とする決議を紹介。
そして、昨日の「経済」で発言できなかった「アジアにおけるエネルギー同盟としてサハリンでの原油採掘を含めた原油相互備蓄体制」を提案。

たけまさ公一「今日のたけまさ 国会便り」 在日米軍に対する懸念には、
「日米地位協定の見なおしの動き」
「在沖縄米軍基地の海兵隊の海外移転の動き」を紹介。

何人かのロシア側発言者から、「ソビエトが日本と交わした約束をロシアは必ずしも引き継がない」
「日本は無条件降伏した段階で4島を失っている」等の20年前の会議で行われた議論が蒸し返されたが、大勢には影響を与えなかった。
記者会見には私も同席。

たけまさ公一「今日のたけまさ 国会便り」 その後、ロシア議会与党の「統一ロシア」のユジノサハリンスク支部で意見交換。
「サハリン州と日本の経済協力」「民主党とロシア統一党との交流」 について行う。

夜は、昨夜がロシア側招待の宴に変わり日本側招待の宴に。
どうも、ロシア側のメンバーも昼間の会議ではなく夜の宴や休憩中などで本音が出るようだ。
交流を深め散会。来年の日本での再会を期す。