首相の公式参拝 | たけまさ公一「今日のたけまさ」

首相の公式参拝

小泉首相の公式参拝は13日に行われた。

民主党は、憲法20条の政教分離に反すること 、A級戦犯が合祀されていることから首相の公式参拝に反対する表明をおこなった。
当然 のように、中国、韓国からも反発が起こった。

15日に行うかどうか注目されたが、結局 13日に行われたことで、首相は野中広務、古賀誠両衆議院議員に借りを作ったとの報道 も流れ、構造改革の矛先が鈍るのではないかとも危惧される。
この間、あらためて、第二次世界大戦について考えさせられた。義父や母にも話を聞いた他、意見を交わした。

まずは、公のために働くこと、そのためにやむを得ず命を落とすこと。このことは敬って余 りある。そして、その死者の功績をたたえることも必要なこと。戦前、これを行ってきたのが靖国神社であること。しかし、一面、戦争遂行のためという面があったのも事実。神としてまつられることを、称えられることをよしとせずという遺族の気持ちも聞かれた。

また、戦後、宗教法人となってからは、自衛官で殉職された方は祀られていない。祀るべきという考えもあるだろうが、そっとしておいてほしいとい う声も聞く。

街頭演説でいう「複数の外交チャンネル」実現のかぎは、非政府組織(NG O)にあることは何度か書いたが、外交イコール内政とすれば、日本の民主主義が成熟して、多種多様な価値観を国内外に表現できる国になることがそのかぎであると考える。

東京株式市場は株安を続けている。当初、9月上旬とされた臨時国会の開会を前倒しにして も株価対策を行うべきなのに、何ゆえ、9月下旬にしようとするのか疑問である。その理由が、靖国問題への対応にあるとすればそれこそ姑息といわざるをえない。臨時国会の早期開会を求めたい。