東京株式市場の日経平均株価は | たけまさ公一「今日のたけまさ」

東京株式市場の日経平均株価は

17日の東京株式市場の日経平均株価は、13日につけたバブル経済崩壊後の最安値を更新、11445円54銭。
ニューヨーク市場も151ドルあまり下げ、ナスダックも1900ポイントを割ったたことから、週明けの株価が大変気になる。
11000円をうかがう下げにならないことを祈るだけだか、だからこそ臨時国会の早期開会が欠かせない。

本日の日本経済新聞の1面「春秋」では米連邦制度準備理事会(FRB)グリーンスパン議長と速水日銀総裁を比較し、速水氏に通貨戦略の工夫を求めている。
しかし、月刊誌VOICE(PHP社)に書いたようにFRBも独立行政委員会として強い権限と行政(大統領府)と立法(議会)からの独立性を堅持している。
日銀が14日に決めた追加的な量的金融緩和も速水総裁によると「緩和を求める政府の圧力は影響したか」の質問に「圧力を受けたとは思わないが、石が飛んできたことは確か」と答えている。

石原東京都知事は靖国問題への中国の反応に対して記者会見で「野党のない国の反応をまともに受けるな」と述べているが、日本とても依然画一的な価値観がまかりとうる国ではないだろうか。
日銀の独立性もしかり。地方主権もしかり。個人もしかり。
日本の様々な構成要素が独立性を堅持し、自己責任のもと、多様な価値観を実現する社会。
それこそ成熟した民主主義であり、「日本の孤立を未然 に防ぐ」危機管理にもつながるはずである。

選挙区を回ると様々な意見をいただく。
ひとつ紹介。
「民主党は野党だから、今のままで良いのだろう。変えようというのはポーズで、変える意思はないのだろう」 「国会自らが情報開示をしていないではないか」。
来週の民主党参議院選挙の総括でも取り上げたい厳しい率直な指摘。