財務金融委員会は日銀に関する質疑 | たけまさ公一「今日のたけまさ」

財務金融委員会は日銀に関する質疑

国民保護法制に関して朝、片山鳥取県知事の話を聞く。霞ヶ関が縦割りの弊害が強くまとまりがない点を指摘される。

財務金融委員会は日銀に関する質疑。就任して1年の福井総裁への質疑。
私からは、

①資産価格バブルと金融政策 日銀の3人の方の論文を取り上げその感想と日銀の独立性を聞く

②来年春のペイオフ解禁の必要性の再確認、延期してはいけない

③政府短期証券FBは借り換えを続けたことで長期国債と同じになっているとの指摘  、財政法違反ではないかとの指摘への感想

④短期国債TBに一元化すべきではないか

⑤ドル買い介入は止めるべきではないかと言うスノー長官やグリーンスパン発言についての感想は

⑥3年前5兆円だった当座預金枠を35兆円-37兆円まで引き上げたのに、マネーサプライが増えない理由はドル買い資金に回っているからではないか

⑦外国為替特別会計は平成16年度末予定額で外貨預け金が28兆円、外貨証券が 103兆円となるが、ドル安と米財務省証券の暴落で差損を被るのではないかという  指摘への意見は

⑧昨年12月26日付外為特会からの外貨債権の売り戻し条件付買い入れについてで  は、なぜ10兆円の介入資金のために全部米国財務省証券の限定して受け入れた のか

⑨日銀支店長会議の報告概要は北海道を除き緩やかな景気の回復とあるが、各支  店長はみんなこのように言っているのか?議事録概要ではなく、議事録を公開すべきである、

以上。

総裁からは、
①日銀は法改正で「完全な自主性」を持った。
②情報公開しているとの発言には、米財務省証券引き受けなど財務省の言いなりで ある。外為特会の差損など中央銀行総裁として発言すべき。バブル期の教訓が生かされていないことを指摘。日銀の独立性が待望久しい。