沖縄新法の審議3日目 | たけまさ公一「今日のたけまさ」

沖縄新法の審議3日目

沖縄新法の審議3日目。 今週の日程は参議院予算委員会と重なっているため、 特に外務大臣が答弁に取られ、朝早く あるいは夜6時以降に及んだ時間設定になった。
今日は朝8時からの審議。私から30分。 答弁者は政治家のみ。 ゆえに朝早いこともあり、丁重に御礼を述べてからスタート。

まずは外務大臣訪沖縄で『普天間代替施設 (名護市内に作られる基地)の15年使用問題に言及しなかった』とされる地元での報道については、 「記者会見では触れた」との事。
また、民主党沖縄調査団がグラクソン在沖4軍調整官と面会し、 在沖海兵隊のグアムへの分散を求めたことを強調。
相次ぐ在沖米軍の事件に対して「運用改善で良し」とする外務大臣に、 「被疑者の引渡しをめぐり日米法務当局が対立」との報道の真偽を尋ねると、 「日米間の協議事項についての詳細の答弁は差し控えたい」との答え。
さらに、「地位協定改定を求めた」ところ、 外相からは「ドイツ、韓国に比べ遜色ない」という認識が示される。

そこで、一昨年沖縄県が求めた「10項目の日米地位協定の見直し要請」 を元に、
(1)立ち入り検査(ドイツ、韓国では事前通告で可能、 特にドイツでは緊急の場合は通告なしでも可能 。日本は拒否されることがしばしば)
(2)航空機事故に関しての日米合同委員会での調査報告情報開示
(3)地位協定民主党案でも盛り込んでいる「環境条項」について 2000年日米共同宣言での取り組みでは甘いこと
これらを指摘しながら沖縄担当相に見直しを求めた。

さらに、北谷(ちゃたん)町がもとめている 嘉手納基地の離発着時の旋回ルートの沖合い移転については防衛庁も 取り組むことに触れたが、 国土交通省は「嘉手納ラプコン返還とは無関係」 との答弁に、外相に取り組みを求めた。付帯決議をつけ、 総員賛成で可決。
初の委員会理事として長い3日間だった。

午後は、日本医師会羽生田理事を招いて「医療問題WT救急医療担当」 として「気管内挿管」をめぐりヒアリング。
特定医療3行為の「気管内挿管」のみクローズアップされていることに 対する問題意識は同じだったが、 以前招いた札幌市救急医療センターの松原医師の書類送検に対して、 では「秋田県の救急救命士が送検されないのは不公平だ」という認識については私から「問題あり」と指摘した。
さらに、搬送後の患者さんの情報を医療提供者側に求めると、 「救急医の育成が鍵」との答え。
引き続き、法案提出を視野に取り組みたい。