県障害者センター主催の芸術文化祭 | たけまさ公一「今日のたけまさ」

県障害者センター主催の芸術文化祭

県障害者センター及び県社会 福祉事業団主催の芸術文化祭は今年で3回目。毎年、南さんが声を掛けてくれる。

案内役は所長さんにお願いする。体育館では各作品の展示が行われている。毎回出展している方の名前も覚えてきた。
ある作品の前で止まると、その出来栄えを言うと、所長さんは「この方は習って半年です。半身不随ですが 、集中力がすごくてこれだけ上達したんですね」とのこと。
また、「小規模作業所」の展示作品も多く見られた。過日、浦和養護学校の20周年式典後の各教室の展示を見 た時、近隣作業所のPRコーナーで、各々作業所のカリキュラムを見たことを思い出した。

作業時間は毎日1~2時間、他は様々な活動時間。矢張り、仕事を確保す るのが大変というのがどの作業所でも共通の課題。

この国会でも小規模作業所の充実を求める請願の紹介議員になったが、例えば、パン製造等の作業は障害者も習 得しやすい分野と聞いているので、メーカーの協力を求めていきたい。
ホールでは「ステージ発表」が行われている。
司会は日本テレビの町亜聖さん。お母さんが当センターにお世話になった縁で買って出てくれたとのこと。
残念ながらお母さんは他界されたそうで、心からご冥福をお祈りする。

最初は、「B1」。メンバー4人のバンド。リーダーは53歳の弱視の菅原さん(ギター)。
もう1人のギターは35歳の全盲の方でメンバー紹介担当。ドラムは31歳の全盲の新婚の方。
そしてキーボードは唯一の全盲の女性。4~5曲を聞く。感動しきり。
この、「全盲」「弱視」というメンバー紹介の言葉を聞くにつけ、その言葉の重みを感じる。
私自身も左眼が弱視で幼稚園の頃から夏休み、春休みは神戸の祖父の家に泊まりこんで視力回復を行って きただけに「目の不自由」な方の気持ちが少しは理解できる。

2番目以降のステージは見ずに辞去したが、その後は「ALMA」のステージが予定。
このバンドは筑波大学付属盲学校の仲間を中心に1997年CDデビュー。映画「ハッピー」の挿入歌 「I’ll be the star」等を発表している。