財務金融委員会は日銀福井総裁に対する質疑 | たけまさ公一「今日のたけまさ」

財務金融委員会は日銀福井総裁に対する質疑

国会閉会の本会議は本日午後から開かれる日。

午前中は、外務委員会の閉会中審査等の手続き。請願については特に「竹島の領土権の早期確立に関する請願」のみ起立採決にて採択。

午前中財務金融委員会では日銀福井総裁に対する質疑が行われる。村上ファンドへの拠出金についてその運用益については後日提出とのこと。儲けた年には数百万円の利益との答弁が出る。結局質疑内容は深まらないまま、来週火曜日の資料提出後の閉会中委員会開催を待つことになる。

あわせて、厚生労働委員会では村瀬社会保険庁長官に対する国民年金の「勝手に免除」についての質疑。その件数は29都道府県20万件になっている。2200万人が対象の国民年金は納められた保険料は年2兆円、未納保険料1兆円。いずれも、小泉内閣5年間の「見せかけ・やったふり改革」「官から民への美名の下の格差拡大と忘れられた公の政治」を象徴する事件だ。

今朝の新聞には、読売国際フォーラム~新生日本の設計「小さな政府」を考える~が掲載されていた。昨日の参議院予算委員会で小泉総理の最後の答弁とされる中でも「小さな政府」か「簡素で効率的な政府」かが問われていた。4月の行政改革特別委員会でも同じやり取りの質疑があった。

昨年9月の総選挙で、自民党や小泉総理が訴えた「小さな政府」ではなく「簡素で効率的な政府」を、行政改革推進法案の頭につけたのかというポイントである。結局、「小さな政府」はできないのだ、やらないのだということを結論として明らかにした5年でもあったと言える。
やはり小泉改革は「見せかけやったふりの改革」、小泉内閣は「改革偽装内閣」といえよう。

本会議では、閉会日が日曜日であること、財務金融・厚生労働量委員会に続いて、法務委員会でも共謀罪に関して与党からおかしな動きもあり議長の国会閉会にあたる挨拶もないまま異例の状況のまま散会に。

代議士会で渡部国対委員長曰く「解散とか参議院選挙を除いて法案を積み残したまま、政府与党が会期延長を求めなかったのは過去初めて」で、総裁選に向けて自民党・小泉総理はこの5年間小泉総理を支持し続けた国民を置き去りにして、走り始めた。