おはようございます😊
明日は滋賀大との最終戦ですね。
大事な日にみんなと一緒にグランドにいる事が出来ない自分が情けないですが、自分の中で何とか消化したいと思っています。

皆んなは自分が試合に出ていないと楽しくないですか?
自分が活躍できないと楽しくないですか?
チームが勝たないと楽しくないですか?
それであれば、常日頃よく使う「感謝の気持ち」は嘘になってしまいます。
もちろん野球を選んで努力しているのは君達自身ですが、その野球はたくさんの人によって支えられています。
江坂先生は言葉はきついですが誰よりも時間を割いて君達の練習に付き合っていただいています。試合にも出ないのにそこまで君達はできますか?
久馬先生はいつも冷静で優しくどの選手にも選手ファーストで話しを聞いていただいています。君達はどの仲間にもそんな対応ができますか?
袖岡先生は常に君達が練習などで困らないようにOB会と調整して支援にあたっていただいています。こんな手間のかかることを君達は卒業してからもできますか?
藤井先生は時間に糸目をつけずに誰に対しても細やかに逃げずに技術指導をしていただいています。君達にそれだけの時間と情熱を注ぐ力はありますか?

では、諸先輩型は何故こんな事ができるのでしょうか?
それは「京都教育大学の野球部を愛している」からです。
決して皆んな野球部で大活躍した選手ばかりではありません。失敗したり、試合に出られなかったり、出ては失敗をして落ち込んだり、怪我で苦しんだり、いくら自分が頑張っても勝てなかったり、いい思い出の方が少なかったかも知れません。
でも、今になってみるとその事が一番大きな財産です。
喧嘩や言い合いをしながらもいつも仲間と一緒にいた時間こそが野球部での宝物だと思います。
コロナ禍で人間関係の希薄さが増長されましたが、人が頑張って生きていくのに一番大切なのは、自分が輝いていた時間を共有できる仲間がどれだけいるのかだと思います。
結果はともかく、その時間と仲間の存在が生きてきた証になり、生きる希望になります。
今、みんなが左右されている上手くできないことや、試合に出られないことなんかちっぽけな事です。
今、過ごしているみんなと努力している時間こそがかけがえのない財産です。
凹んだり他人に責任転嫁している場合ではありません。
そんな事でかけがいのない時間を無駄にしないように、みんなで一緒になって取り組んで、泣いたり笑ったり悔しがったり言い合いをして下さい。
それが出来るチームが1番怖いチーム力を持っていると思います。
納得できないのに返事をして後で文句を言ったりする、そんなチームは1番力のないチームです。
長々と書きましたが、個々の技術や能力では劣ってはいても、チーム力ではどこにも負けない、そんなチームを目指して欲しいし、明日のゲームもそんなゲームにして欲しいと僕は願っています。
一球速報には出ない部分のみんなの頑張りを期待しています。
それこそが秋につながる一歩になります。
その一歩は誰が欠けても前には踏み出せません。
みんな一人一人がチームを前に進めるための鍵を握っているという自覚とやる気を持って頑張って下さい。
やる気と心意気を持って、目の色を変えてそれぞれが全力を尽くして下さい。
頑張れ!教育大学!