5月31日,バルーン心房中隔裂開術(BAS)が無事終了しました。ニコニコ


鼠蹊部から大静脈,右心房から心房中隔欠損を通って左心房へカテーテルを通して,左心室でバルーンを膨らませ,それを右心房へ引き抜くことにより,心房中隔欠損を広げるものです。カテーテルを使う処置の中では,難易度の高いもののようです。


息子の場合は,左心房でバルーンを13ミリまで膨らませ(バルーンは14ミリまで膨らむようです。),それを右心房へ引き抜くことにより,心房中隔欠損は11ミリまで広がったようです。これで,グレン手術まで持つと思います。


また,同時にカテーテル検査を行い,動脈管が1ミリちょっと残っているようで,肺動脈絞扼術の際に,クリップで止めることが必要なようです。肺動脈の分岐のところで,若干肺動脈が細くなっているようですが,「狭窄」まで至っておらず,心配いらないということでした。ニコニコ


この日は12時に病院に行き,そのまま,息子の前の順番の子が終わるのをずっと待っていました。3時40分ころ,鎮静剤の投与が始まり,しばらくして,手術部へ搬送。その後,7時ころまで待合で待っていました。


処置の終了後,息子は麻酔で朦朧としたまま病棟に戻ってきました。あんなに小さな体で,3時間と少しの長時間にわたって手術室にいたのです。本当によく頑張りました。そして,担当医のほっとした表情,息子の眠る姿に,一気に緊張感が抜けました。本当に無事に終わってよかったです。音譜


病院からの帰りの駐車場までの夜道や,車の中で妻と話をしていましたが,やっぱり,病気を治す医者という職業は,素晴らしい職業だと思います。私や妻は,完全に文系の人間で,理系には拒否反応を示すのですが,息子や娘が,お医者さんが息子を救ったことを知って,お医者さんになりたいなんて言い出すものなら,私は,全面的にバックアップします。アップ


ちなみに,妻は,この日,朝から晩まで働いている担当医の姿をみて,体力が持たないよ・・・大変だよ。っていってあまり乗る気ではないようでした。