息子が先天性心疾患とわかってから,「神様はなんて熾烈な運命を課すのだろう」と運命を恨んでいました。

それほど自分は悪いことをしたのかよっ!神様っ!って。


でも,最近,考えが変わってきました。


運命を恨んでもなにも始まらない。運命は自分で変えることができない。息子が先天性心疾患であることは,自分の力ではどうすることもできない。そんな運命は,それと付き合うしかないなって。

運命は運命として,それを受け入れて,幸せに生きようじゃないかって。


スペインのことわざに,「よりよく生きるこそが,運命への最高の復讐」というものがあるらしいです。

「最高の復讐」なんて,日本人には「それと付き合う」くらいがフィットする感じですが,言わんとしていることはわかります。


先天性心疾患とずっと付き合うことになりますが,だからこそ見つけられる幸せもあると思います。

長いものになるか,短いものになるかわからないけど,息子には幸せな人生を歩ませてやりたいと思います。