昨日アップした 疎開 里帰り出産計画のゆくえ。  について我思う。




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わしは、群馬県の山寺の小僧として育ってな。あるとき農家へ一人でお経をよみに行った。

まだ十歳にもならぬときだ。ふと、赤ん坊の泣き声がするので、よく見ると板の間を這いながらおしっこをしている。赤ん坊のうしろには、ご飯のしゃもじが落ちとる。それにおしっこがかかっておる。何も知らぬ母親は、そのしゃもじを拾うと、そのまま釜からお櫃にご飯をうつすんだよ。


わしは驚いたなあ、食事が出たがはしをつけずに帰ったよ。それからまた七日すぎてその家に行った。お経がすむと熱い甘酒を出してくれた。寒い日だったし、甘くてうまいから、わしは嬉しくて何ばいも飲んだものだ。

おばさんも喜んでくれてなあ、お小僧さんありがとう。この前は何も食べてくれんので、ご飯がみんな残ってのう。わしは困ってなあ、甘酒に仕込んだら、こんなにたくさん飲んでくれて、わたしは嬉しいよ。ありがと、だってさあ。


わしは、またびっくりしたなあ。七日前のおしっこのかかったご飯が甘酒になったとは知らなんだが、もう取り返しはつかん。わしは甘酒を見ると、思い出すなあ。・・・・・・・・・





**「般若心経入門」 松原泰道 著**





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うまく逃げきれたと思っても、じつはその先で同じような、もしくはそれ以上の問題が待ち構えている。



たとえば、人間関係がうまくいかなくて、転職してみたんだけど

転職先にはさらに手強い人間がいた。 みたいなね。




受け取るべきものは、受け取るべきようにできている。



身に降りかかった困難は、自分自身で面倒みてやるしかない。



逃げても逃げても、「それ」は追いかけてくる。



しっかり受け止めて、対峙するまで。






松原泰道さんは さらにこう加える。




これは「運命論」ではありません。

汚いとか、汚くないとか判断する「自分」そのものが不垢・不浄のどちらかに足を引っかけ、選り好みをしているかぎり、そこから解放されようがないことを知ることです。




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迷いが生まれたとき、こういった空性の理論は いつも私に安らぎを与えてくれる。






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