地震発生から丸三日。


少しだけ、客観的に自分を観察できる気分になってきた。



普段から自己観察には余念がないであろうヨギ、ヴィーガン、ローフーディスト。


そうでない人もさすがに今回の非常事態には、自分の中から噴出する感情、肉体の変化など、

あらゆる反応に驚いたり、興味深く思っていたりするんじゃないかしら。



地震前と地震後。


私の例でわかりやすい変化をひとつ見てみれば、blog(開設若干一週間ですが。)のニュアンスが変わった。


口調が変わった、絵文字がなくなった、メッセージ的発言が増えた、などなど。



どちらも私から生まれ出たものであり、どちらも自然体といえば自然体。


新しい自分が生まれた、というわけではなく、もともと兼ね備えていた性質が色濃く出てきた。というのが正しい気がする。

(常に変化しつづける、多面体のうちの一面が顔を出した、という認識。)


どちらも私であって、そこに良い悪いの評価はない。



地震発生以降、他人様のblogから見え隠れする反応を私なりに観察。


①(全く人が変わったように)日本の危機を訴え、情報拡散記事などをさかんにアップしはじめる人 (Goとする)

②冷静沈着。記事テーマはなんであれ、これまでと全く変わらないように見える人 (Stayとする)

③PCに向かうことも、ブログをアップする気にもなれない人 (Stayとする)

④過剰なムードに辟易、批判的。同時にネガティブな自分にも嫌気がさしている人 (Backとする)



②に該当する人。

このタイプの人の記事からは、冷たい印象を受けるかもしれないけど、

私的にはいちばんバランスのとれた人のように思える。


日常から防災意識高く、危機を訴えているような人であれば、このような非常事態も想定内でしょう。

何か情報を発信するにしても、「重ね重ねになりますが、、、」といったリマインド風になるので冷静なのは当然。

チャリティーを募る人もしかり。Love and Peaceを唱える人も、原発の危険性を訴えかける人もしかり。

地震前とメッセージも口調も変わらない。

(少なくとも①に該当する人たちのような高揚感をあおるメッセージではない。)


blogの本筋を変えず、業務連絡やいつもどおりの記事アップに終始一貫する人。

こちらも、ふだん自分が愛読しているブロガーさんだったり、グル(その道のリーダー的存在・尊敬すべき人)だったりすると、多少期待外れ・がっかりしてしまう節もあるかもしれない。


でもそれは文字通りこちらが勝手に何かを期待しまったが故のがっかりであって。

共鳴を求めたくなる気持ちもわかるけど、皆、それぞれの日常を生きている。

blogから伺い知れない想いも、もちろんあるでしょう。

「今日という日は最後の一日」という意識で日々生きている人ほど、淡々としているものです。

いつもと変わらないように見えるからって、冷たい人と決めつけちゃいけない。



自分から沸き起こる感情、反応。



どれも、評価せずに、ただそういう反応なんだ。というスタンスでいてほしいと思う。

自分も、人もジャッジせずに。



非常事態は、Breakthrough(ブレイクスルー)のきっかけになるかもしれない。

けれども人間の本質はそう簡単には変革しない。


どの反応も私たちの一部であるということ。



反応を観察してみて、少しの高揚感、Too Muchになっている自分に気がついた人。

批判的・ネガティブになっている自分にとまどいを感じた人。

何からしていいのか見当もつかず、思考回路が停止してしまっている人。

氾濫する情報の渦に飲み込まれそうになっている人。



テレビを消し、PCを落とし、携帯を遠ざけて。


少し目を閉じて、沈黙の中に身をおいてみるといいと思う。


そうすることで、余計なものは そぎ落とされていく。




そして落ち着いたら、どんな内容、言葉でもいいから、

ありのままのあなたのメッセージを発信してほしいと思う。

しなくてもいい。




ありのままのあなたという存在に、正解・不正解はないのだから。




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