最後に牛肉を食べたのはいつだろうか。
私が菜食になった理由はいくつかあって、まあそれは、おいおい自分の記録として書き残していこうと思う。
きっかけ、、、というよりは、全ての経験が小さく私の中に種植えされて、それがある時おもてに出た。
という感じがする。
私なりのタイミングが訪れたんでしょうね。
旦那さんは驚くほどフツーに受けて入れてくれた。
(というか、マクロビオティックの食事療法を取り入れるきっかけになったのは旦那さんだったからね)
自分の母親。。。
「野菜が身体にいいのはわかるけど、お肉だって魚だって、なんでもバランスよく食べなきゃだめよ!」
と、ごもっともなファーストリアクション。
肉料理が毎日のように食卓にあがり、それを喜んで食べて育った私ですから、親としては娘の衝撃告白に多少なりとも驚いたことでしょう。
「で、なんでお肉食べるのやめたのよ。」
と聞かれて、数ある理由の中からひとつ、ふたつ選んで答えた時は、なんか怒ってたな~。
色んな人に同じ質問を受けても、相手によって差し障りのない返答をいくつか常に用意してるんですが。
(どれも正直な理由)
今回はまあ親だし、と、より簡潔で率直な理由言ってみたら怒った怒った。
それも、すごくよくわかる。
うちね、父は早くに病気で他界していて、
その後、母や私たち家族の面倒を見て、支えてくれていた人がいる。
母の内縁のパートナーで、私も今では父親がわりとして慕っている家族同然の人。
その人は畜産業界で生計をたてている。
そしてもう一人、私の兄も外食産業。某牛丼チェーン店の工場長をしている。
事実として、畜産業界の恩恵を受けて、今の私がある、ということです。
肉体的にも、経済的にも。
否定・拒絶したつもりなんてもちろんなかったけど、母親にしてみたら娘の選択は少し悲しいものに思えたのかな。
なんかね、すごくすごく大げさに考えてしまうんだけど。
もしも私が、ものすごーーーく発言に影響力のある人物だったとして、ある日「さあ、皆さん今日からベジタリアンになりましょう!」なんて声高らかに情報発信したとして、そうなると畜産業界のダメージは一体いかほどか?とか、頭をよぎってしまうわけです。
畜産業界で働く身内を持つ身としてはね。
アニマルライツの観点からヴィーガン実践されてる方、「なまぬるいこと言ってんじゃないよ」と、気分害されたらごめんなさいね。
ただ、これが今の私の率直な気持ち。
・・・・・・
「いや~、これからはローフードの時代だな!オーガニック業界に転職したよ!」
「ギュー丼はもうやめた。時代はロー丼でしょ!あとベジミート丼しかやらないよ、うちは。」
・・・・・・
これは、私の妄想です。。。。。
いや、でも少し願ってるかな。。いつか。。。身内の口からこんな言葉が聞ける日を。。
発信に消極的なヴィーガンって、あまりいないよね。
私も含め、それが本当にいい選択だと信じているから。
今日何を食べて、何を食べなかったとか、
動物性食品不摂取記録○日更新!とか、そんな事を目的にしている訳じゃない。
そこから先へ繋がるもの。そこにある可能性を感じているから。
だけど私はそんな理由から、食についての発言は慎重にしていきたいなと思っています。