赤プリこと、「グランドプリンスホテル赤坂」が今月末の3/31をもって閉館するそう。
55年の歴史に幕をおろすようです。
赤プリといえば、思い出すのが20代最後の夜。
そう30歳の誕生日前夜を、旦那さんと一緒に過ごした思い出のホテルです。
うれしかったな~。
今でもよく覚えてる。
「これからは30代を迎えるし、もういい歳なんだから ・・・大人の女性にふさわしい場所でお祝いしよう。」
と言って当日までどこに行くか明かさず、ホテルへエスコートしてくれた年下の彼が今の旦那さん。
由緒正しき高級ホテルは数あれど、私の中で赤プリだけはなぜか「別格」というか、
「いかにも!」というようなイメージがあったので、
その発想の価値観の合致がうれしかった
(※つまり「ベタ」な夫婦というわけです。笑。)
高層40階にある「BLUE GARDENIA(ブルーガーデニア)」というレストランで食事。
夜景が本当にキレイによく見える席だった。
ふとフロアの雰囲気が変わったと思ったら、ウェイターの方が私たちのテーブルにケーキを届けてくれた。
私の名前入り。。。
泣いた、泣いた
事前にお店とやりとりして、座る席やケーキの手配をしてくれてたんだな~と思ったら、
その気持ちが本当に嬉しくて、ありがたくて、涙がとまらなかったよ。
記念写真には泣きべその私と、横にどや顔の旦那さん(笑)
今、その写真を改めて眺めています。
「赤プリに泊まって、こんな素敵な誕生日が迎えられるなんて、一生に一度だね」
なんて言った私の言葉が、閉館によって現実になります。
私たち夫婦の大切な思い出が込められた赤プリ。
私に限らず、55年の歴史の中にはたーくさんの人の記憶が詰まっているんだろうな。
55年間、本当におつかれさまでした。
思い出をありがとう。