半月ほど前に、四十九日も終わり、ひと段落つきました。

本当に近い身内だけの、小さな四十九日だったけれど、みんなニコニコと穏やかで、じいちゃんも安心して眠ってくれたんじゃないかしら。

90歳ならば、ニコニコと送り出しても良いよね。


ところでところで、問題発生①

じいちゃんのデッカイ特大骨壺、(なんせ身体が大きくて、自称病弱だったけど健康で骨がしっかりしてました)お墓に入りきらなくて、石の蓋が閉まらなかったの!!!!!!!!!!!

もっと掘ればよいのでしょうが、何となんと、3メートルほど先に生えている大きな木の根っこがお墓の下まで伸びてたらしく、掘る事も出来ず、じいちゃん半分はみ出てた。

お寺と相談して、近いうちにお墓ごと1メートルくらい移動することになりました。

じいちゃん、死んでも忙しいね。さっそく引っ越しだよ!

大きな木の下で木陰があって気に入ってたんだけどね。都内なので、お墓がみんな仲良く隣り合って狭いけど、場所は良いなあなんて思ってましたが、近くのお墓ごと大移動になるかも。

そういえば、あまりに隣のお墓が近いし(仕切りなしで30センチとか)お隣のお墓はもう数十年かお参りが無いみたいだから、いつもついでにお水をかけてお線香をたててたのだけど、今回は

「新入りが隣に来ました。よろしく~。」とお水をかけて挨拶してたら、お坊さんに笑われた。

そして、問題2

墓が古すぎて、もはや名前が掘れない!!!!

名前を彫ったら墓石が崩れそうみたい・・・。

古い感じもまた、気に入ってたんだけど、この先、訳あって、じいちゃんのお姉さんも(健在)、じいちゃんの次女も入る事にしたし、その息子2人も入ると言っているので、じいちゃんの残してくれた少しのお金+ちょっとで新しい墓石もこの際作ろうかみたいな話もでてきました。

非常に良心的なお寺さんなので

「そういう事は焦らずに、じっくり考えてください。紹介は出来ますが無理に作らなくても色んな方法があると思います。」と言って下さったので、いつになるのかは良く分からないけどね。


とにかく、じいちゃんの骨壺をお墓に入れることが最優先だ。

半分出ちゃってるのは、雨風が・・・。まあ、骨は風邪はひかないと思うけど!


じいちゃんったら、自称病弱で、力が無くて、小さな少年だったけど、死んじゃったら背までグングン伸びちゃって(一般的に多少は伸びます。でもじいちゃんは10センチ以上伸びちゃった)葬儀屋さんもビックリで、用意した棺桶にちょっと足曲げて入れなきゃいけなくなっちゃったんです。

身長からみて一般的な棺桶の一番大きいものを頼んでいてけど、必要だったのは特別サイズだったみたい。

その分骨も多くて重くて、特大骨壺にも入りきらなかったし、持ち歩くのも大変だった。

じいちゃん、なかなか立派な体だったじゃないかい。

生前、私に

「オレは弱いんだから、アンタ抱きかかえて運んでよ~!」

とよく言ってましたが、よくまあ、私も抱きかかえてたなあ。

持ち上げてたもんね。すっごい力持ち。そりゃぎっくり腰を繰り返すわ。

じいちゃんが痩せていたので、出来たんだろうね。でも、じいちゃん、骨密度そうとう高かったみたいよ・・・。


人を笑わせたり、自分も大声で笑うのが大好きだったじいちゃん

死んでからも、なかなか面白く

「棺桶窮屈そうじゃん!」

「墓に入りきれてないじゃん!」と突っ込みどころ満載で、みんな何となく笑ってしまった。

不謹慎だけど、じいちゃんがいつも皆を笑わせようとしてくれていたお蔭だと思うよ。

だから、みんなニコニコ送り出せたし、皆を笑わせて、自分も人一倍大きな声で

笑うのが恒例のじいちゃんだったから、四十九日を見てたら

「アンタたち、ひっで~なあ!!!あっはははは!にひひ

って笑っただろうね。


1周忌には、新たに曾孫を連れて行ける予定です。

生きている内に見せてみたかったけど、空から見ててくれ。