今日は天気悪いのに患者さんが多かった…

天気のせいか、患者さんが多いからか…眩暈もダメだ…

2月から良性発作の眩暈が起きて、大変だったけど、良くなってきた…という話をしてたも思うのですが…


やはり…この1ヶ月全然良くならないネガティブ

それに伴ってストレスもたまり、思うようにダンスもできずに先生に若干八つ当たり(だって具合悪い言ってるのに相変わらず厳しいんだもんぶー)、なんて状況。

クイック始めたり、ペアレッスンやったり、メンタル的には気分転換になってはいるけど、肝心の眩暈は良くならないし、やはりメンタル的にも自分の力ではどうにもならなくなってないか?と

基本、自分が医療従事者でもあるし、前向きに考えるようにはしている…過去にはもっとメンタルやられることもたくさんあったわけだし…とか、色々思うところもあるのですが…客観的に自分の今の状況を整理してみても、ちよっと自分の力だけでは限界なのでは?と思い始めてた今日この頃。


​PPPD

新しいステップの名前じゃありません。


かれこれ、BPPV発症から、3ヶ月以上経ったんですよね。

一度耳鼻科の先生にも診てもらったし、発症した時は間違いなくBPPVだと自分でも確信してたんです。

が…しばらく経過を見てて、自分の症状とか、経過とかを鑑みて、気になっていたことがあるんです。

BPPVについて文献とかを調べていて、


自分…PPPDになるんじゃないか?


その時は、まだ1ヶ月くらいで、ちょっとBPPVにしては長いんじゃないか?と思ってたんですが、経過するうちに、ますますPPPDなる疾患の概念に近いのではないか?と嫌な予感がしてたんですよ汗


さて、PPPDとは?


PPPD、persistent pospural perceptual dizzness、持続性知覚性姿勢誘発性めまい


なんで眩暈って、病名が長いんですかね真顔

まぁ、なんか字面だけみたらBPPVの仲間っぽい感じはしますよね。

まず、これに診断されるには、前提として、慢性眩暈症ということで、眩暈が3ヶ月以上続く必要があるわけですよ。


すごく簡単に言うと、BPPVは良性疾患で、放っておけば治るけど、その中に難治性のものがあって、長い間改善しない、典型的なBPPVとちょっと違う(夕方以降は軽快する、じっとしていれば大丈夫、だんだん良くなる、回転性の眩暈である、など)、でも最初は明らかなBPPVぽかったんだけど…と診断に苦慮する慢性の眩暈症の中に、PPPDというものが含まれているんです。

ストレスやメンタル面が影響するけど、完全にメンタルオンリーの疾患ではなく、前庭疾患も併存する的な…。


まぁでもポジティブに考えて放っておいて治ればいいんじゃない?と思うんだけど、PPPDが厄介なところは、文献によると…


未治療だと悪化して鬱になる真顔


らしい…

ていうか…そもそも、もともとプライベートで鬱になるような要素があるのに(毒家族問題とか)、眩暈になってから更に上乗せされて、鬱になりかけてる感じがするんだが…


で、PPPDにやりやす人の特徴として、


  • 40代・50代・60代の女性
  • ストレスが強い人
  • 不安が強い人
  • 神経質な人
  • パニックになりやすい人
  • 交通事故にあった人


すみません…パニックになりやすい意外、全部当てはまるんですが…真顔

(実は交通事故にあったことが2回ある)


もちろん、これだけではなく、PPPD寄りになってないか?と思っていたのは、比較的早くから、朝一番に調子が良くて、夕方以降にかけてどんどん悪くなる…あと、なんか最近悪化してる…この感覚が、BPPVとは逆じゃない?と気になってたんです。


もちろん皆さんが当てはまるわけではないので、ちゃんと病院で診断を受けてくださいね!


​大学の耳鼻科受診

でね、問題は…このPPPDだったら…放置したらヤバくない?と…

しかも、これには明確な治療法があるんですよ。

SSRIという、いわゆるマイルドな抗鬱剤を少量で使うんです。

これが50〜70%の症例に効果があるらしいんですねキョロキョロ

BPPVと違って、薬があるんなら飲んだ方がいいだろ、と。

あと、PPPDにはやはりストレスや鬱などの要因も関係するっぽいんですよね。


でもさ…PPPDの概念て、2017年ごろにやっと日本に入って来たみたいなんですよね。

調べれば調べるほど…これって昔はメンタルのせいにされて、はっきりした診断もなく、心療内科とかに回されてた疾患なんじゃない?と…。

そもそも、私は内科なので、耳鼻科の先生の間でPPPDというものが一般的な疾患なのかも分からない。

でも、学会でも発表テーマとかになってるし…。

しっかりと、積極的にSSRIを使って治療します!とHPに書いてる先生もいる。

が…うちではリハビリでどうにかします、とHPに書いてるクリニックもあったり…汗


でもなー…なんか自分はSSRI飲んだ方がいい気がするんだよ…と自己診断にっこりあせる(苦笑)

だってさー、もう心身共に辛いもん。

抗鬱剤って、普通に考えたら抵抗あるかもだけど、私のやっている内科でも、ちゃんと保険適応で神経障害とかに普通に使うんですよ。

医者なのに、ピーピー言って大学の耳鼻科の先生の手間を取らせるのも申し訳ないし、内科の先生に頼んで出してもらおうかなー(良い子はマネしちゃダメ。)


で、考えた結果、結局、勤務してる大学の耳鼻科の先生に一回ちゃんと掛かってみよう、となったニコニコ汗


自分の悪い癖で、医者のくせにと思われたくなくて、具合悪くてもなかなかしんどいと言えない。

でも、今回はもう限界だと、甘えてもいいんじゃないか?とうーん

それでイマイチなら内科の先生に処方してもらおう、と(良い子はマネしちゃダメ。)


あとは、受診がこの時期になったのは、3ヶ月眩暈が持続していないと、慢性めまいの診断にならず、PPPDの診断まで行きつかないんです。

だから3ヶ月経過したところで受診することにした次第です。

​診断

結果…当たり前だけど、耳鼻科の先生は忙しい中、親切に相談にのってくれました。

いや、当たり前だよ!って話なんだけど…あせる


あのね…毒親育ちだとね…小さい頃から困った時に親に相談しても、むしろ怒られたり、不安を煽るようなことを言われるのに慣れてて…人のことをなかなか信用できなかったり、頼ることができないのよあせる(苦笑)


で、受診した結果、自分からPPPDとか言わなくても、あっさりとそれ専用の問診票が出て来て、そこにチェックして行ったら…


27点で診断なんですけど…54点て…キツイですね汗。これはPPPDの可能性大ですね。


と、あっさり診断驚き


で、


先生 治療としては、SSRIを使うんです。あ、精神科の先生が使うほどの容量じゃないんですよ!


と…たぶん抗鬱剤なので、耳鼻科の先生はやや遠慮がちに説明。


先生 しっかりPPPDと診断するには、いろいろ検査するんですけど…でも、症状長いですよねあせる


検査はMRIもMRAもやってます!聴覚検査もやりました!抗鬱剤とかこちらは全然抵抗ないから!むしろ早く出してくれ!


とはやる心を抑えて、


Takeko そうですか…。全然良くならなくて辛いから、お薬出してくださいキラキラ


と、礼儀正しくお願い。

こちらとしては、大学も忙しいから、まとめて1ヶ月とか薬くれるのかな?と思ってたら、1週間くらいで経過を診ていった方がいいですよ!と、薬1週間で、1週間後に再診予約を取ってくれた。

眩暈ごときをそんなにちゃんとみてくれるのお願い?と、当たり前のことに感動キラキラ

毒身育ちの傷は根深い(苦笑)。


ここまでの流れを見ると、耳鼻科ではPPPDの概念と治療法って、もう常識的なことなんですねキョロキョロ

当たり前なのかもだけどニコニコ汗


てことで、今日からお薬飲んで、ちょっと良くなるかな?

でも取り敢えず、何も出来てなかったところから、治療を開始出来ただけでもちょっと気持ちが晴れた気がしますニコニコ


あと、SSRIの食欲抑制効果も密かに期待しますあせる

最近、ストレスで食欲が止まらず…眩暈で痩せたはずが、リバウンド傾向なので汗