今日は本当に暑かったですね~無気力

休日を利用して定期的に診て頂いているオステオパシーの先生のとろに行ってきました。

平日でも人通りが多い場所なのですが、今日はこの暑さのせいか人通りがまばらでした。

 

こちらには去年のクリスマスパーティー以来、通わせていただいています。

昨年11月頃、思い返せばあの日感じだ違和感から、今でも進行中の闘い(?)の日々が始まったので…いつ、どこで、の出来事か本当に鮮明に覚えています。

 

その日は休日でキッチンで掃除をしていたところ、不意になんとなく、本当にわずかに左足の外側、小指から踵まで至らないほどの部分にほんのわずかなツッパリを感じたんです。

その時は『よくわからないけどダンスに響いたら嫌だから拗らせないように気を付けよう。』くらいに思っていました。

特に動くにも問題なく、痛いわけでもなく、と言うか怪我をしたわけでもないので、次の日は起きても気にならなかったため元気に歩き回っていました。

更にその翌日、やはりなんとなく同部分にツッパリがある。

でも別に踊っても痛くないし、内科医でも足を負傷したかしていないかくらいは分かるし…汗休息する意味がないのでレッスンも続けていました。

 

そうして数日過ごすうちに…なんと…わずかなツッパリが足首まで痛くなって寝る時もきつい、もう翌朝起きた瞬間きつい、ていうか痛い…痛みが酷くなってもはや歩けない、ひたすらきつい、ダンスに響くどころか日常生活に響いているチーンあせるびっくりマーク…という風にどんどん酷くなりました。

いくら考えても受傷していない、ていうか始まったのが安静時だし…、仮に捻挫としても1週間程度で改善するはず、靭帯がやられている所見はない…

 

自分、あるあるなのですが、具合悪い時でも結構冷静に癖でフル回転で自分の診断を始めます笑い泣きあせる

夜中に異様な腹痛で七転八倒した時も、椎間板が飛び出て激痛で動けなくなった時も(翌日勤務先の病院で検査したところやはり飛び出ていた)、いろいろ鑑別疾患を考えて、おそらく致命傷ではない、たぶんこの診断→病院行っても痛み止め投与する以外は何もできねぇ→入院適応でもねぇ→一人、しんどい状態で深夜料金を払ってタクシーで帰ることになる、と判断し、家で一人、ひたすら耐えました真顔

そういうのが医者の不養生って言われるんでしょうねニヒヒ汗

 

話をもとに戻しますが、左足がそんな状態でも、これはおそらく整形外科に受診しても、『分かりませんね~。骨は異常なさそうですね。ダンス?痛いならやっちゃダメですよ。休養して様子見ましょう。』で終わる、と予想してどうしようか悩んでいました。

実際に勤務先の整形外科の先生はそんな感じでした。

骨に異常ないことくらい内科医でも足みれば分かるよ。骨やってて腫れもないわけないだろ?教科書レベルよ。そもそも捻挫扱いしてるけど、受傷してないって詳しく言ったよね。ていうか捻挫の所見じゃないってさっき自分でも言ったよね?という言葉は飲み込みつつ真顔

『そうですね。分かりました~。お忙しいところありがとうございました~ニコニコ

と言ってもうここの整形外科はかからない、と思いましたDASH!

いや、ごめんなさいあせる

同じ大学の、自分よりかなり後輩にあたるであろう先生の診察だったので、医者として患者さんにそれは良くないよ?という対応もあり、痛くて余裕ないのもあり、つい心の中で説教してしまいましたあせる

 

しかし、もはや歩くにも難儀するようになり、考えた末にもう一つの勤務先の整形外科のM先生に診てもらうことにしました。

今度はせめてエコーはやってもらう!!という企みつつ…。

 

M先生には頸椎ヘルニアの際に一度診て頂き、また勤務中にもお話しすることがあり、整形外科分野以外についても非常に細やかな先生だな、という印象があり、きっとM先生なら何か考えてくれるはず!!と思いお願いしました。

M先生のご意見も、レントゲンでは骨も関節も異常なし、受傷起点はないけれど、でも捻挫なのかな?でも別に動いていてなったものではないんですよね?そもそも受傷起点が分からないくらいの捻挫が1か月で治らないのは変ですね。でも、身体所見的にもおかしくないし…そもそもその動きでそんなとろ痛くならないし…たいな感じで…。

私が自己診断しようとしていたのと概ね同じようなご意見。

 

『まぁでも受傷はしていないから様子見るしかないですかねぇ…。』とM先生。

これはヤバい…この感じだと様子見になってしまう驚きあせるせめてエコーはやってくださいあせると思い…追い詰められた私…

 

『あの…、私、実はダンスやっていまして(趣味の範囲だけど)。結構本格的にやっているんです(本格的にレッスンは取りまくってます)。3か月後の大会(本当はただのトライアルだけど)には間に合わせないといけないんです凝視びっくりマーク

 

M先生、ごめんなさいあせる

だって本当に尋常じゃない痛みだし、本当にどんどん酷くなって行って松葉杖使うしかないくらいだったんですチーンあせる

 

『え~びっくりマーク大会びっくりマークそれはまずいですね。それなら足の専門の先生に診てもらいましょう。(電話して)もしもし?A先生、今大丈夫?内科の先生がね、足が痛くて歩けなくなってて。レントゲン何もないし、靭帯も大丈夫そうなんだけど、社交ダンスやってて大会に間に合わないといけないんだって。ちょっと診てもらえる?』

もう本当にごめんなさい滝汗あせる

 

そんなこんなでプロのサッカー選手も診ているという、スポーツ整形外科&下肢専門のA先生に経緯をお話しし、足のエコー検査をやっても分からず、MRIを撮ったところ確かに痛いと言っている部分に炎症所見がありました。

でもそんなところに何で炎症起こるの?このくらいで歩けないほど痛くなるか?とのこと。

A先生もどうしましょう?という感じで…

『でも治らないと困っちゃいますよね~。リハビリでもやりましょうか?』

と、唯一の解決策である理学療法を受けることになりました。

 

診察終了後に足をひきずりながら理学療法室に行き、担当の理学療法士さんにお会いして経緯を説明し、次週から週1日、勤務後にリハビリをしてもらうことになりました。

というか…この時点で診断名も何も分からず、どこをそうリハビリすればいいかも謎の状態で申し訳ない、と思ったのと、明らかに理学療法士さんも困惑していたのを覚えています汗

 

ここまで書いて…おそらく皆さん、ある考えが浮かぶと思うのですが…

 

『痛い痛い騒いでるけど、検査して何もないならそんなに痛くなかったんじゃない?大げさに騒ぐ人っているよね~。』

 

ですよねニヒヒ汗

私も同じような患者さんがいたら内心そう思ってしまいますが…いや、もちろん顔にも言葉にも出さないし、全力で診察も検査もしますよあせる本当に!!

 

でも自分、痛み耐性は強いんです泣くうさぎ

何しろ物心ついた時からの腰痛と、学生の頃にはきつ過ぎて迷走神経反射を起こすほどの重度の肩こり、更に膝の前十字靭帯が切れた時には膝が横に曲がって外れてブチッと靭帯の切れた音までしましたが、その痛みでさえ耐えました。

耐えすぎて、動けないのに周りのバスケ部の先輩方に邪魔だから早くどけよ、くらいの扱い。

ちなみに過去に同じ怪我をした男の先輩はあまりの痛さに大泣きし、周りも大騒ぎだったそうですチューDASH!

 

まぁ生まれてこの方、身体のどこかに痛みがあって当たり前、気にしてたら何もできないし、耐えられるならスポーツでも何でもやったらいい、くらいの感覚で生きてきたので、自分にとって受傷歴もないのに歩けなくなるくらいの痛みって本当に不気味で怖かったですねショボーン

原因が分かれば対応できるけど、分からないものは何をしていいのか分からないし、治るかも不明で不安でした。

医師として、できるだけ患者さんの身になって考えるように意識はしていましたが、患者さんの気持ちを理解する勉強になったと思います。

 

とっても長くなりましたが、この怪我(??)は自分の身体について色んな発見をすることになり、今ではあの状況にならなかったら、逆に今現在、ダンスを続けられていなかったかもしれない、と思います。

そしてそれをきっかけに色々な出会いあり、その出会いに支えられ、ダンスだけでなく、自分の中で色んな事に関する考え方が変わった出来事なので書かせていただきました。

続きはまた後日びっくりマーク