※キャスト等、ちょっぴりネタばれあり。これから見るから知りたくないわ~
という方は読まないで下さいね。
赤テントでお馴染みの?!唐組のお芝居。
新宿の花園神社のイメージが強いけど、今回は井の頭公園の中、
ジブリ美術館横の木もれ日原っぱでの公演に行ってみました。
秋の夜長、芝生の公園には虫の声もして、なかなか風流・・・と
思いきや、途中から雨が降り出して、テントの中にも
段々と強まる雨音が聞こえてきて・・・、
まあこれも野外での公演ならではの臨場感ですね。
4度目の再演ということだけど、私は初めて見る「ジャガーの眼」、
クレジットには出現しない寺山修司さんの名前が。
移植された角膜の行方が、お話を引っ張っていくのだけれど
その眼の元の持ち主は、話には何度もでてくるけれど、
舞台にはでてこない。
いないけど、いる。
「ジャガーの眼」は、いないものを見ることができる眼なんだろうか?
看板女優、藤井由紀さんは、赤いドレス姿で、美しかったー。
探偵に恋する、とういうか執着する人形、という
ちょっと怖い役だけど、何か切ない感じがでてました。
しかし、2枚目の丸山厚人さんがヘンタイっぽい役をやっていたのが
すごくはまるというか・・・。
「行商人ネモ」の時の、スーツの下に黒のブラジャーと赤バラも
よかったけど、今回の体に管を巻いた姿も、もう堂々としてて
うれしくなっちゃいましたね。
舞台の袖も露天のテント公演のこと、雨が激しくになるにつれ
出入りの度に、役者さんも濡れていく。
ラスト、芝生の上を延々と歩いて去っていくところは、
実際かなり広いスペースがあって、本当にフェードアウト
していく感じ。これは花園とは違いますね。
違う場所で見てみるっていうのもいいもんです。
残りの公演は下記のとおり。
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井の頭・恩賜公園 三鷹の森 ジブリ美術館横 木もれ日原っぱ
10月18日(土)19日(日) 、
雑司ヶ谷鬼子母神で 10月24日(金)25日(土)26日(日)
毎夕7時開演
チケットのお問い合わせは 唐組・チケットぴあ
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帰り道、濡れながらバス停に向かってると、後ろから上品な
奥様が「頭だけでも入っていけば」と傘を差しだしてくれて相合傘。
見知らぬ奥様、ありがとうございました。