こんばんは。
地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。

今日も利用者さんと、金銭のことでごちゃごちゃがありました。
そこで改めて年金の重要性を感じたので記録の意味を込めて書きます。

皆様はもちろん年金を納付していると思いますが、うちの利用者さんの中には未払いのために受給できない方が多くいらっしゃいます。
そもそも年金ってお得なのか?
メリットが感じられないから未払いが発声するのでは?
実際のところどうなっているのかちょっと計算してみましょう。

さて、20歳を超えると支払いが始まる保険料ですが、平成24年現在で1カ月14980円です。年間で約18万円。
納付期間は20歳から60歳までの40年間ですので、納付額合計は720万円。

ひえー!こんなに納めてたんですね!

では、どのくらいで元が取れるのでしょうか?

一般の人がもらえる老齢年金は65歳から支給されます。
満額で1年間に786500円。
納付額720万を受給額786500円で割ると、
役9.2年で納めた分を回収できる計算になります。
74歳ですね。
2011年の日本人の平均寿命が女性85.90歳、男性79.44歳ですので、平均寿命まで生きられれば、確実に元が取れます。

しかも、保証はこれだけではなく、
受給前に障害を負って納付ができなくなってしまった場合は、ご存じ障害年金が前倒しで支給されるため、生涯の受給額は格段に跳ね上がります。

例えば50歳で病に倒れた例を挙げると、
国民年金30年分540万円を払っていた人は、80歳までに障害年金と老齢年金で2350万円以上の受給権が発生しますが、
年金未払い者は1円も入りません。
同じ状況で、この差額は絶大です。

しかも、働いていた人は厚生年金分の上乗せもあります。厚生年金は納付額の半分を会社が負担しているため、自分が納付した額の倍を納付していることになります。もちろんその分受給できる額も増えます。

健康を維持すれば確実に回収でき、障害・死亡保障もついているという、実はすごいお得な制度。知らなかったというだけで未払い故に年金受給できず、結局生活保護のお世話になって財政を圧迫しているなんてナンセンスすぎますね。

追納は10年まで可能です。本来納めるべき期間の2/3以上の納付があれば、障害年金の受給権が発生します。
もし年金未払いを続けている人が身近にいましたら、早期の加入と追納を薦めてください。