こんばんは。
地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。

日焼けの後がひりひりします。10月だからと油断していました。
というのも、今日はうちの通所リハビリ施設待望の釣り企画を実施してきました!

行って来たのは、横須賀海辺つり公園

OTたけじゅんの地域リハブログ

脳卒中の方が多いうちの施設。
男性で「釣りが好き~」という方はたくさんいらっしゃいます。
「でも、片手動かなくなっちゃったし、無理かな」と大半の方がすでにあきらめモードでした。

今回の釣り外出の目的は、釣りを趣味活動として家族や友達と今後継続していけるように、一度支援のある中で試してみて、どのような手伝いが必要でどういう点を注意すればいいのかを把握すること、としました。
「釣りに行くことを実現する」ことが今回の目的ではなく、その先にある「釣りを趣味活動として復活するには何をすればいいのか」を把握すること。単発の企画で終わっては意味がありません。
今回も、ご家族の方にご同行いただき、手伝うポイントをその場で伝えてました。

また、釣り自体を楽しんでもらうことも今回の大きな狙いなので、失敗しないように、事前の準備や道具・仕掛けの選別、片手で釣る方法を入念に検証し、何回か事前に相談したり試してもらったりもしました。
そんな準備が功を奏してか、はじめのうちは魚がヒットする度にリールを巻く手伝いをしたり、えさ付け(コマセかごにつめる)を手伝っていましたが、2時間くらいすると、正面の柵に竿を立てかけて足の間ではさんで器用にリールを巻き、魚を取り込めるようになりました.えさ付けも最後の方は自分でやっていました。昔の感覚を思い出しながら、自分なりに工夫して、どんどんできることが増えていく。理想の状況です。

参加された利用者さん達が、ここでならまたできそう!また来よう!と笑顔でおっしゃってくださったのがとってもうれしく思いました。

「なんだ、案外できるじゃん!」を引き出すために、今後も利用者さんの挑戦を支援します。