おはようございます。

地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。



昨日でめでたくパパ1歳になりました。



そんな昨日でしたが、祝日にもかかわらず出勤日でした。

利用者さんが少なかったので、指のスプリントを作成しました。



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重度の麻痺の方でも随意運動を繰り返す課題ができるスプリントです。

Facebookで教えていただきました。

びよーんと曲がっているのは形状記憶の性質のある「ピアノ線」です。

常に伸展方向にテンションがかけられ、痙性がある方でも手を開く状態を保つことができます。

ピアノ線はホームセンターなどで比較的安価で入手でき、太さもいくつかあって加工もしやすいです。



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もちろん左手にも装着することができます。

このスプリントに短対立装具や背側カックアップスプリントを組み合わせて使うこともあります。



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自分で装着できたボトックス治療後の方の自主訓練用に作成しています。

右が初号機、左が2号機。

右は1㎜のピアノ線で、左は0.8㎜です。

材料費だけなら1つ500円弱でしょうか。

指のカフの部分はちまちま手縫いをしているので、1つ作成するのに小1時間ほどかかります。



うちの施設は通所なので、自主トレの量と質が回復の鍵です。

この装具で、自主訓練ができるよになり、生活技術につながっていくといいなぁと思います。