こんばんは。
地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。

日曜日は母校の学祭、そして卒業生有志による「大学の明日を語る会」なるちょっと怪しい研修会に参加してきました。

うちの大学では、ヒューマンサービスという理念を一貫して教育しており、この「ヒューマンサービス」を大学の英名にも取り入れるほどトレードマーク的な理念である。

その一方でヒューマンサービスという言葉を明確には定義されておらず、象徴科目の「ヒューマンサービス論」においても、バシッとした結論は聞けていない。それは、院に入っても同じでした。

今回の勉強会では、
「臨床に出てヒューマンサービスの理念はどう生きているか?」
「わが校の特色・誇れることってなんだ?」
っと言ったことを期生ごとに分かれてディスカッションし、まとめるというグループワークを行いました。

「うちの職場とおんなじことしてるなぁ」と思いながら、参加していました。

大学はコ・メディカルの学科の集まりなので、悩みや気づきも似たものがいくつかありました。

面白かったのが、大学卒の特色の点で、「うちの大学卒の人は、休日に自腹で研修に参加することに違和感がない」という意見でした。他大学卒から見ると「えらいねー」と言われるらしく、逆にそれが不思議な感じだと一同口をそろえて言う(笑)

そして、ヒューマンサービスについて、コ・メディカル故に人の命にかかわることはできないが、「人生に寄り添う」ことはどの職種よりもやっていると各々の学科からの発言があり、このあたりの考え方が、ヒューマンサービスの理念が生きている部分だなぁと感じました。

ただ、「人生に寄り添うこと」に対し、専門性を見いだせずに歯がゆく感じている方もいました。

それに対し、
「どんなに深くかかわっても相手のすべてを理解することはできない。」
「けど、寄り添って一緒に考える人は絶対に必要。それが我々の専門性。」
というような結論に至りました。

近年、手技や技術を重要視する新人が多い中、どっしりと理論について語れる、あるいは日々意識している人が集まっているのはすごいことだなぁと感じます。
これも、うちの大学の強みだと思っています。

OTたけじゅんの地域リハブログ

因みに私が母校の弱点として挙げたのは「ビジネス思考の弱さ」。
これは、卒業生だけでなく大学全体に言えること。今後業界で生き抜くのに必須の能力になっていくハズ・・・