こんにちは、地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。

土曜日は、私が勤務している施設で担当している失語症の利用者さん2名を連れて、隣市(隣々市?)の言語訓練グループを見学してきました。
OTたけじゅんの地域リハブログ
駅を出ると大きな観音様がお出迎えです。

この訓練会は、言語聴覚士の方々で運営している訓練会で、失語症の方に対する月に1度の言語訓練会の他、失語症を持ちながら働いている方へのフォローアップの訓練会、失語症講座や施設への派遣・相談業務を行っています。
今回見学させていただいた復職の会では、失語症を持ちながら復職・あるいは再就職した方が、日々仕事でしている工夫や困っていることをメンバーで共有し、問題を一緒に考えていくという作業を行っていました。
内容も素晴らしかったですが、何より言語聴覚士の方々が医療や介護の分野でなく、地域で自ら活躍の場を開拓していっていることに驚き、感動しました。見学させていただき、本当にありがとうございました。

今回の見学の気づきをまとめると

利用者目線では、ピアカウンセリングの効果をうまく引き出しながら、働く上での工夫や対策などのエッセンスを似た背景を持つ仲間とともに考え、共有できることで、自信やモチベーションを上げることができそうだなと感じました。

そして、支援者としては、言語聴覚士が実施している貴重な言語訓練の資源として活用し、また出張講演や出張講座をどのように自分の施設と連動させるかを考え、

事業者としては、復職あるいは再就労後の定着支援(フォローアップ)をどのように体系化していくかを考える参考になりました。

今年度中に、復職・就労グループのOBとこれから目指す方で障害者就労の勉強・報告会を開催したいですねー。
そして、半年に一回くらいの定例行事にしたい。
う~ん、書いているうちにだんだん具体的なイメージができてきた、気がする。
近々会議で検討してみるかな。