おはようございます、地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。


17日に娘が誕生し、パパデビューいたしました。

これからが楽しみです☆


このところ実習に関するテーマが多いのですが、今日もそこからの議題です。


「考察」について


先日3人のソーシャルワーク実習生のフィードバックを担当したのですが、3人とも「見たことの報告や感想」「オリエンテーションの説明の復唱」で止まってしまい、「それを見てどう考えたか」「なぜそのような現象が起きるのか」などの質問に対し、答えることができませんでした。


「うーん、社会福祉士最後の実習で、感想止まりはマズイ!」


ということで、考察を引き出しやすいように質問の仕方をいろいろ試しました。

しかし、「事業のコンセプトと、観察した事象の関連について」という議題に対し、ある学生は、実習中のメモから探し出そうとし、ある学生は、福祉用語や理論にあてはめようとする…

「なぜ?」だと焦点化しにくいと思い、「誰が?」「何を?」「どこで?」から整理し、最終的にその事象や言動の動機となるビリーフ(信念・信条)を導こうと試みたのですが、物理的な理由を把握したところで思考がストップしてしまいました。


その辺りのやり取りをしている頃から「考察ができないのではなく、したことがないんだ」ということに気付き、身近なテーマを考察してみるセッションを行いました。

テーマは「趣味」について。

「なぜその趣味が好きなのか」ということを知るために、「いつから?」「どこで?」「できなくなったらどうなる?」「どう感じている?」といった質問に答えながら趣味に対するビリーフを考えてみたのですが、


学生曰く「そこまでの熱心な趣味じゃなかったから、こんがらがった」とのこと。


もっと具体的にイメージしやすい「最近あった嬉しかったこと」辺りをテーマにすればよかったか、などと反省。

質問自体は、感覚的に答えられるものばかりでしたが、それでも難しかった様子。


…なかなか難しいですね。


でも、諦めません。


経験したことがないことをイメージするのが難しいように、「どんなことであっても、それをまだ知らない者にとっては難しい」ことを常に念頭に置き、「いつか理解できる」その時まで、根気よくヒントを与え続けようと思います。



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