こんにちは、地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。


今年はセミがおとなしいですね。静かな夏です。


今日は、恒例のピアズ金沢の障害者交流会 に参加してきました。

今回の活動報告は、私の施設の「復職・就労準備」プログラムから再就職を果たしたAさんの報告と、横浜の施設に通いながら復職を目指すBさんの発表がありました。

実はAさんの発表の準備に際して、事前に発表内容について相談を受けていました。始めに書いてきていただいた発表原稿(B5手書き1枚)では、情報が不足していたので、1度内容を増やすように伝えましたが、次に持ってきた原稿の内容にあまり変化はありませんでした。そこで、いろいろ質問してその時の状況や心境を伺うと、どんどん話すことができました。おそらくAさんの文章化の容量がB5の原稿用紙1枚分で、発表形式も後半は質疑応答の形が良いのでは?ということで、前半発表、後半1対1の質疑応答、最後に全体での質疑応答というちょっと変わった発表になりました。


Aさんにした質問をいくつか書き出しますと、


「再就労に向けてどんな準備をしてきましたか?」

「再就労に向けてどんな資源を利用しましたか?その時の週間スケジュールは?」

「今の仕事の具体的な内容ななんですか?どのくらいのペースで働いていますか?」

「今の仕事で難しいと感じていることは何ですか?」

「仕事には慣れましたか?」

「仕事でわからないことは聞けていますか?」

「仕事をしてよかったことは何ですか?」

「再び仕事を始めた今の気持ちはどうですか?」

「今後の目標を教えてください」


他にも症状や以前の職務内容などを質問し、答えていただくことで、Aさんの再就労までの経緯をわかりやすく紹介することができました。

途中、質問の意図から返答がずれていってしまったり、初めて聞く内容の返事があって驚いたりもしましたが、Aさんの本心にうまく焦点を当てられたと思います。また、何度かコメントを挟みたくなってしまうことがありましたが、今日の主役はAさんで、他の方もAさんの話を聞きに来ていると自分に言い聞かせ、ガイド役に徹しました。


今回その他の報告で話題に上がった、ロボットスーツのHALとゲイトソリューション(短下肢装具)、ハローワークの職業訓練について、以前ブログで記事を書いているのでリンクを張っておきます。


ロボットスーツHAL


OTたけじゅんの地域リハブログ

ゲイトソリューション


OTたけじゅんの地域リハブログ

ハローワーク職業訓練


次回の障害者交流会は、1ヶ月のお休み(夏休み)を挟んで9月17日(土)です。