こんばんは、地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。
今日は(昨日は)、療法士.com 主催セミナー『若手療法士”この能力”だけは身につけたい!』【動作分析能力・コミュニケーション能力・療法士業界の今後を考える能力】に参加してきました。詳細は別の機会に報告するとして、セミナーのテーマを報告します。
トップバッターは鯨岡先生の『療法士のための成功コミュニケーション術』。今、療法士の業界に限らず、社会で重要視されている能力が、コミュニケーション能力。鯨岡先生が、『できる人=能力×コミュニケーション能力』と表現するほど、影響力の強い能力と言えます。
まずコミュニケーションとは何なのか?相手とのコミュニケーションと自分とのコミュニケーションの2つが存在し、相手との対話は常に自分との対話の影響を受けていることをまず知ること。そして、相手に伝えたいことは、自分の人生や観念のフィルターや遠慮などのフィルターを通して表現され、再び相手の2つのフィルターを通して伝わります。間にたくさんの省略や歪曲が入り、本心が必ず伝わるとは限らないことを知ること。そしてラポールを築き、傾聴力、質問力、承認力を使ってコミュニケーションを図っていきます。
そして良い印象でコミュニケーションするために、元気な挨拶と肯定的な質問を勧められていました。早速使えるのが、コミュニケーションの利点。吸収したことは、ガンガン実践していきたいです。
そしてHALのロボットスーツのランチョンセミナーをはさみ、2番手は療法士.com社長の石井先生の『療法士業界のこれからを考える』でした。療法士業界の流れや傾向から、療法士の活躍できる場面を開拓した事例を通して、療法士の可能性について講義をいただきました。我々療法士は開業権がありませんので、病院か施設か…などと勝手に活躍の場を狭めていませんか?世の中にはいろんな場面で活躍しているセラピストの方がいます。若手のうちからこのような視野や可能性の広がるお話が聞けるのはとても貴重な機会だと思います。
そしてトリを務めたのが、動作分析の園部先生『5年目までに身につけていたい動作分析能力 運動連鎖を応用した姿勢や動作の見方』でした。動作分析は療法士のアイデンティティと言っても過言ではないほど、得意とする分野である。にもかかわらず、苦手意識を持っている療法士が多いのではないか。そんな人にお勧めの動作分析方法がありました。私にとっては、久々(国試以来!?)の運動学用語で前半は苦戦しましたが、ビデオのコマ送りを利用した動作分析は、とてもわかりやすく、さっそく使ってみようと思いました。また、過去と現在の動画比較は、フィードバックとして対象者に見せることで、モチベーションも非常に高まると思います。「こんなに歩くの早くなってる!」っと言った具合に。
どの講義も本当に必要性が高く、興奮しながら聞いていました。セミナー後の懇親会でも講師の方々とたくさんお話しでき、いい出会いもたくさんありました。まずは、今日学んだことを明日から実践し、そして職場で伝達していきたいと思います。