今朝の毎日新聞で、こんな記事があったので紹介します。

なんと赤ワインで脳機能が改善したという研究が発表されたというのです。

OTたけじゅんの地域リハブログ

欧州では健康増進のために日常的にワインが飲まれていますが、その裏付けはこれまでありませんでした。

今回の研究では、マウスを使って赤ワインを摂取した群としない群に分け、脳の神経細胞数や迷路を通り抜ける速さを比較しました。結果は、赤ワインを摂取した群の方が神経細胞数も倍ほど多く、迷路を通り抜ける速さも倍ほどになったそうです。因みに白ワインを摂取した群には変化がなく、摂取しない群と変わらなかったそうです。

どうやら赤ワイン、特に、フルボディや濃い赤ワインだけに含まれる「レスベラトロール」という成分が関与しているらしく、心疾患を減らす効果も指摘されている成分だそうで、先行研究もたくさんあるようです。

仏ボルドー大学の研究では、1日にグラス3杯のワインを飲む人は、飲まない人よりも認知症の症状が表れにくいことを疫学調査で示しています(ワインの産地ボルドーでワインの研究www。それにしても飲みすぎ…)。

今後の研究成果が楽しみな分野ですね。


最後に、お酒と健康に関する研究の記事でいつも文末に書かれる言葉があります。

この記事も、ご多分に漏れず書いてありました。


「しかし、アルコールの過剰な摂取は、肝臓への悪影響もあり、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。」


私の記事も、この言葉で締めたいと思います。