2010年10月29日の金曜日は“世界脳卒中デー”です。

このキャンペーンは2年間にわたり行われ、次の6つの簡単な目標に向かって行動することで、脳卒中発症の危険性を減らし、発症後の負担を軽減することを目指しています。


1.自分の危険因子を知ろう:高血圧、糖尿病、脂質異常症が代表的な危険因子です。
2.日頃から身体をよく動かして、定期的な運動に努めよう。
3.健康的な食事で肥満を防ごう。
4.飲酒はほどほどに。
5.たばこの煙を避けよう。喫煙者は直ちに禁煙外来を受診しよう。
6.脳卒中の徴候(症状)を学び、発症時に分るようになろう。


60歳以上では脳卒中が死因第2位となっており、15歳から59歳においても5番目の死因です。そして脳卒中は、新生児を含む子供にも起こっています。

毎年約600万人の方が脳卒中で亡くなっており、これはAIDS、結核、マラリアで亡くなる方を合わせた数よりも多いのです。これら3つの病気は、公衆衛生の支援活動の成功の目安になっており、世界中のメディアが関心を持ち、結果的に世界中の指導者、政府、そして市民社会の多くの部門を動かしました。

脳卒中には国境はありません。それぞれの国が別個に脳卒中の課題に取り組むこともできません。

脳卒中を発症した方々のために、さまざまな支持団体、患者支援ネットワーク、ボランティア団体、公衆衛生当局、医師、看護師、市民団体を含むその他の関係者の方々が協力し合って、脳卒中の、総合的な教育、支援運動、予防、治療、長期にわたる患者ケア・支援を続けるために、世界脳卒中デーが設けられました。

より詳しい情報は、世界脳卒中デーのホームページ でご覧になれます。