とある面白い本のレビューを見たので、Kindle版で購入してみた。場合によっては、書籍版の購入も検討する。
この記事のカテゴリーは、ネトウヨではなく反ワクチンにする。後半その理由がわかる。
⬇︎「シニア右翼」古谷経衝
本の著者は元ネトウヨという古谷経衡氏であり、その実態に迫る❗️という内容である。
若者が右翼化というがそれは間違いであり、ネトウヨの大半は中高年以上や老人に多い。それもシニア層の入り口から急に増えていくと指摘されている。シニア層の入り口とは50歳以上と言ってるから。私など既にシニア層だ。
シニア層や老人層の特に男性にネトウヨが突出しており、最近のシニア層、老人層の壊れっぷりがあまりにもひどすぎるというのだ。
弁護士に対する懲戒請求事件もあり、さらに2018年の愛知トリエンナーレというイベントに対し、妨害や脅迫、嫌がらせで逮捕されたシニア層や老人ネトウヨが多数いた。威力業務妨害罪等があり、容疑者は大半が50代や60代だった。
中にはテロに近い事件の逮捕者も出ている。ネトウヨ連中は「サヨクはテロを起こす」と言ってるが、実際には右翼の方がテロも暗殺も多数起こしている。
(現代のそれはエセ右翼だが)
著者曰く「今は50代も若く見られがちだが、昔は老人に近い年代であり、50代以上は人生経験豊富で人生の指南役となる年代である。若者が暴走しがちなとき、中高年や老人層はそれを諭すという役目の年代だった。それが最近のシニア、老人の壊れっぷりが酷すぎであり、何が彼らをそうさせたのか❓」と語っている。
私も全く同じ意見だ。最近では若者の方が冷静であり、シニア層や老人層がおかしくなっている。
本の内容については一旦ここまでだ。
著者もAmazonレビューの意見も「ネトウヨになったシニアや老人」について書いており、ネトウヨにだけフォーカスしていたが、私は違う見方をしている。
というのも、この「おかしな老人やシニア層」というのはネトウヨだけでなく、反コロナ、反ワクチンにのめり込み、更に陰謀論狂いといった、反ワク陰謀厨にピッタリ合致するのだ‼️
この本に書かれているネトウヨ集団の年齢層や特徴が、そのまま反ワクチン集団に当てはまるのである。私のような陰謀厨ウォッチャーをしている者がこの本を読んだら、ほぼ全員が同じ意見だろう。高齢者ばかりが目立つこと、家族間の破綻を招くこと、時々デモをしたり、時にはテロ紛いの行動に出るなど共通点は多い。
両者の違いとして、男性が多いネトウヨと比べて反ワクチンは女性も目立つこと、左派、左翼というか反体制的な"ネトサヨ"も多いことである。思想の左右などもはや関係なく、社会の根底が壊れきっている印象が強い。
例として、一昨年騒ぎを起こした神真都Q(ヤマトキュー)だが、やはりワクチン接種の妨害や嫌がらせばかりしており、4人の逮捕者を出している。逮捕者は全て中高年層ばかりだった。
逮捕者までいってないが、ワクチン接種を開始した市町村の役所に1日数百件、数千件の抗議や嫌がらせ電話があった。反ワクチンの行動はネトウヨのそれと酷似している。
神真都Qだけでなく、陰謀論狂いや4年前のトランプ応援団も、皆頭のおかしな中高年ばかりが目立っていた。この図を見てもらうとわかるが、全ての中核に陰謀論があり、そこからインチキ健康法、反コロナワクチン、トランプ応援団、ネトウヨや歴史修正主義等があり全て同じ根っこだ。それにのめり込むのがシニアや老人である。
同じ中高年でも50代より60代の方が、狂いっぷりや壊れっぷり、人格崩壊ぶりがひどい。反ワク陰謀厨の中の有名人でTOYOやEriといった者は全て60代と判明している。
分析の結果、原因は色々ありそうだが、一つは社会が急性アノミーを起こしているのだろう。最近の若者は強烈に何かを目指すとか憧れるといったことがあまりないように見え、良くも悪くも冷静な人が多いのでは❓
対して中高年や老人層は、若者時代に強烈に憧れた人や思想、生き方があった。人生の目標や夢も。それが全て打ち砕かれ、人生が空虚になってしまい、その穴埋めとして前述の陰謀論や反ワク、ネトウヨなどが入ってきたと考えられる。
とある人生に失敗したネトウヨがいた。彼は結婚し、家庭を持ったが、家庭内で上手くいかなかった。家庭内別居という状態である。
その彼は日本会議というウヨ集団に入ってイキイキとしたという。つまりその男性は、思想に賛同したというより自分の居場所が欲しかったのである。
戦前の国防婦人会も、家庭内に居場所のなかった(虐げられていた)主婦ほど顔をイキイキとしてのめり込んでいたと、当時母親が国防婦人会のメンバーだったという、現在100歳近い女性の証言があった。
これほどネトウヨや反ワク陰謀厨が蔓延した原因は、「急性アノミー」と「居場所の喪失」である❗️
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