ピアノの音と近所トラブル | 社会毒の変

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反ワクチン、陰謀論に熱中すると人生損ばかりしますよ。

全く関係ない記事だが、私は都内の某マンションに住んでいる。もう5年以上住んでいるが、今まで騒音トラブルなどはなかった。

だが、数日前からどこの部屋からかピアノの音が🎹聞こえ始めたのである。最近引越してきた世代はなく、今まで住んでいた住民の誰かがピアノを弾き始めたのだろう。新しくピアノを購入したか、レンタルしたかは不明だが、とにかく数日前から聞こえてきた。

私個人の認識だと、うるさくて迷惑だというレベルではないが、何かこの音気になるよね❓というくらいだった。ただし、私の部屋はそのピアノの部屋からはかなり離れていると思われるが、隣部屋や上下の部屋はかなり音が響き、騒音と思っている可能性が高い。そのピアノの音、朝から晩まで断続的に流れてくる。

すると、管理人に聞いたところ、既に苦情が来ているということだった。管理人に更に質問したが、このマンションにはピアノが部屋にある世帯が複数あり、中にはプロの人も住んでいるとのことだった。

それにしても、今までピアノの音が気になったことはない。やはり皆さん、色々と工夫し音が出ないようにしたり、時間帯などに注意しているとなことだった。騒音として認識されたのは、今回が初めてである。

⬇︎アップライト型ピアノの例
多分、マンションでは大多数がこのタイプだと思われる。価格は40〜80万くらいだが、100万以上するものも。

⬇︎グランドピアノの例
200〜300万円程度のものが多い。アップライトもそうだが、国産ではヤマハやカワイが有名だが、海外のスタインウェイ製のものは、900万から数千万円くらい。ベンツやフェラーリ並みの価格だ。


・ピアノ騒音殺人事件
私はこの事件のことを思い出した。
1974年(昭和49年)8月28日、神奈川県平塚市の県営団地で、ピアノの騒音が原因で近隣トラブルに発展し、4階に居住する当時46歳の男が、3階の部屋の母親(当時33歳)、長女(当時8歳)、次女(当時4歳)の3人を次々と刺殺した事件である。

私は当時6歳で小学1年生だったが、この事件については全然全く記憶がない。だから主にWikipediaなどを参照して書いた。

(この事件の2日後の8月30日、反日武装戦線というテロ組織による、大手町の三菱重工業ビルの爆破事件が起きている。私はこの事件ははっきりと覚えている。あまりに血生臭い、凄惨な事件であり、TVのチャンネルを変えてもどこもこのニュースばかりやっていて、非常に恐ろしく嫌だった記憶がある。この事件の記憶があまりに強烈だった為、ピアノ騒音殺人事件のことは記憶から消え去ってしまったのだろう)

さて、ピアノ騒音殺人事件だが、犯人の男は若い頃吃りぐせがあり、人付き合いが苦手だった。20代の頃、業務上横領事件で逮捕され、執行猶予になった。最初の奥さんとは1年で離婚。2人目の奥さんとはうまくいかず、時には暴力を振るっていた。事件となった平塚市の県営団地には1970年6月に引越してきた。被害者の家族はその数ヶ月後に引越してきた。

犯人の男は、既にその頃から階下の被害者家族とは挨拶がうまくいかなくなったり、勝手に被害妄想を持つようになり、恨みを抱くようになった。

階下、3階在住の被害者家族は、事件の1年前の1973年11月に26万円でアップライト型ピアノを購入。長女がピアノを弾き始めたのだ。犯人の男は神経質な性格なだけでなく、精神病も少し出始めピアノの音にたびたび苦情を言っている。さらにその一家の父親の日曜大工の音もうるさいと感じるようになる。そして、翌年8月に殺人事件となる。

犯人は犯行後バイクで群馬県まで逃走し、30日に都内に戻り、31日未明に平塚署に出頭し逮捕された。数年後に裁判で死刑判決になり確定した。

この事件は、犯行が非常に残忍な事件であるにも関わらず、犯人に対する同情の声や、減刑を望む声が非常に多かった稀有な事件である。それは騒音に関する近隣トラブルが多かったのだ。そのトラブルに困った人が犯人に同情的になったのだろう。

同年11月、神奈川県川崎市ではペット犬の吠える声がうるさいとクレームを出し、その犬をマンションの7階から犬を突き落としたのた。逆上したその犬の飼い主が、その突き落とした人を刺殺するという、凄惨な事件も起きている。

今現在、騒音トラブルは
・ピアノ、ラッパ、ドラム、ギターなど楽器
・ペット(主に犬)
・ステレオ
・車、バイク
・カラオケ
などあり、今でも後をたたない。


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