一昨日4月29日、ドル円が160.20円になった数時間後に急落、155円割れまで進む展開があり、為替介入ではないか❓と騒がれていた。
私は為替介入の他に、自動売買プログラムによる可能性も考えたが、やはり今回は為替介入だったことがはっきりした。
テクニカルから見た場合、
日足チャートの25日平均線から5円程度の乖離、75日平均線から10円程度の乖離があると、逆方向に動きやすくなる。逆方向に動き出す要因は様々だが、為替介入もその中に含まれるので、この条件が揃うと為替介入が起きやすくなる。
前回の2022年の為替介入時がそうであり、今回も正にその条件下で起きている。その移動平均線からの乖離についてはこの記事⬇︎
ギムノカリキウムさんの、
為替介入まとめ⬇︎
私からのまとめ。
①報道によると、日銀当座預金残高に変化があったらしいので、そこから推測して約5兆円程度を為替介入に使ったらしい。(1兆円程度の誤差あり)
②これは一昨年の介入時で、最大規模だった10月21日の5兆6千億円に匹敵する。
③この時は1日で7円程度の円高になり、その後もしばらくはドル円の価格は元には戻らなかったので、そこそこ効果があったことになる。(ただし直後に3度目の小規模介入、CPIなどの諸条件も重なったから。が、それらが無くても1ヶ月ほどは値は戻らなかったと思われる)
⬇︎今回の為替介入直後のニュース。
⬇︎インタビューに「ノーコメント」と言って去る神田財務官は、してやったりといったような表情だったが…❓
④ところが、今回の介入では4円程度の円高にしかならず、むしろトレーダーや投機筋にとって、大量の押し目買いを誘発することになった。
⑤現在のドル円は157.80台を推移し、数十pipsの差はあるが介入前の水準に戻ってしまっている。
つまり5兆円をドブに捨てたのだ❗️今頃、神田財務官は顔面蒼白になってないか❓
⑥為替介入は米国🇺🇸はから釘を刺されているので、実施するにも制限がある。推定年間600数十億ドル。今回5兆円なら320億ドル程度使ったとすると、同じ規模なら今年はあと1回しか出来ない。小規模介入を数回の方法もあるが、全く効果がないのは明白である。
⑦正確な数字は、5月末にならないとわからないものの、ひょっとして前回最大規模の介入より、大規模介入をした可能性すらある。
これは「勝ち目のない戦いでの玉砕覚悟の攻撃」なのだろう。まさに愚行である❗️
追加、🐎🦌な人たち⬇︎
"通貨安は物価上昇に影響しない"
"円安は日本有利"
経済が全くわかってない人が、トンデモに引っかかってます。
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