阪神淡路大震災から、今日でちょうど29年になる。


奇しくもそのちょうど1年前の1994年1月17日、米西海岸のロスアンゼルス市でM6.7の大地震が発生、高速道路が次々と倒壊するなどの大被害になった。


それを見た日本の学者たちが「日本ではあのような倒壊は絶対に起きない」と豪語し、米国西海岸の地震被害をかなり非難していたが、1年後の神戸市で全く同じような被害が出てしまい、恥を晒してしまった。その後、その発言をした者の1人が後悔のコメントを出したそうだ。


しかし、それだけではなかった。

通常大地震の場合、電気、水道、ガスといったライフラインは電気の復旧が一番早い。一番遅いのはガス。それも都市ガスであり、大体3か月以上かかる。


神戸市は電気は約10日、水道は2ヶ月、ガスは完全復旧まで3ヶ月かかったが、ロス市は電気は翌日、水道は1週間、ガスは1月31日というから2週間で完全復旧させている。


もっとも、米国でも地震の多い西海岸都市だから出来た可能性あり、地震の少ない他の州で被害出た場合、復旧は遅かったりする。が、とても米国を笑える資格など無いのは一目瞭然だろう。


更に私はこれに既視感があった。

チェルノブイリ原発事故の時も「あれは旧ソ連で、通常では考えられないメチャクチャな運転をやっていた。日本ではあのような運転はやらないので、あのような事故は絶対に起きない」と御用学者が言っていたが、東日本大震災では福島第一原発では、チェルノブイリと同じレベル7の事故が実際に起きたのである。


日本では絶対に起きないというのが、いかに信じられないか⁉️よくわかる。(この色の文字の箇所は事実その通りだったようだが)


よくハイパーインフレは他国で起きた場合、日本は自国通貨建だから絶対に起きないなどという奴が必ずいるが、

私は「日本だから絶対にない」という言葉を、絶対に信じないようにしている。歴史上の教訓はそう教えてくれている。


昨今の株高は日本企業が信用が高いのではなく、日本円の毀損がどんどん進行しているからだ。ハイパーインフレの直前に見られる現象だ。


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