日銀の危機を理解する上で、お勧めの動画がある。

30分程度あるが、ぜひご覧になって欲しい。あと再生速度調整で1.5〜2倍にすると、時間を短縮できる。


日本総研の河村小百合氏が出演しており、日銀の危機をわかりやすく的確にポイントを掴んで説明している。

日本の財政危機を訴える経済評論家の藤巻健史先生は、この動画を強く推奨していた。藤巻氏が何度も同じ動画を勧めるのは、極めて異例のこと。


これはかなりキモの部分であり、日銀のB/Sで保有国債(資産側)よりも、日銀当座預金(負債側)につく金利の方が早く上昇する、=債務超過へ❗️


このことがなかなかわかりづらいので、ハンキンに騙される人が多いかも。


藤巻氏によると、日銀保有国債586兆円のうち584兆円(9月末)は10年債を中心としたら固定金利債。満期まで受け取り利息は変わらない。その平均利回りは0.246%(令和4年度)と超低金利。


一方日銀当座預金に1%の付利をすれば、その日から年5兆円以上の支払い金利が発生し2%で10兆円という、とんでもない債務超過が生じます。

河村小百合氏も藤巻氏と同じく、日銀の危機を訴えており、内容に若干の違いはあるものの大体は同じ理論だった。


藤巻氏との違いは以下

河村氏の意見は、日銀の危機は非常に深刻だが、「まだ上手く操作すれば、危機的状況は避けられるかもしれない」という、若干の希望的観測を含めた言い方ではあった。が、渋々認めざるを得ないという言い方に見えた。

(藤巻氏の意見では既に完全に手遅れ❗️)

「言わされてる感」が若干強かったように見えた。


現在フリーの藤巻氏とは違い、河村氏は組織の人間なのでそうせざるを得ない事情もあるだろう。


ただし動画の最後で、河村氏は預金封鎖や資本規制の可能性について言及している。起きる可能性はある❗️ということである。過去似たような通貨危機の起こった国では、決まって預金封鎖(預金の引き出し制限)と、資本規制(外貨との取引が一切出来なくなる)が起きているので、予断を許さない状況に変わりない。


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