先ほどの記事にも書いたエミン氏は「エブリシング・バブルが崩壊する」と言っている。要は、株価だけでなくドル円も円高になり、全てのバブルが崩壊すると言っているのである。


実は私はエミン氏のこの説は否定しておらず、起きる可能性はあると思う。ただし(円高ドル安を除いて)

⬆︎の動画ではドル円チャートを紹介して、「このようにドルが上昇したら、必ず弾けて下落(円高)になる」と言っている。動画には出てないが、もちろん株価も下落すると言っている。


またエミン氏は最近の動画でも「株価は暴落し、猛烈に円高ドル安になる。そして、利上げは止み、金融緩和再開に向かうだろう」と主張していた。


何も知らない人は彼の意見を鵜呑みにするだろうが、私は非常に疑問に思った。エミン氏は未だに

・リスクオン時▶︎株高、円安ドル高。

・リスクオフ時▶︎株安、円高ドル安。

(ここでドル株相関関係という)を信じてるようだ。


私は今年に入り、最終局面に入ったと言った。

(日銀破綻Xデー及びハイパーインフレへの最終段階)


特にこの最終局面に突入後は、ドル株相関関係は完全に崩れたのだ。下の図を見ていただきたい。以前掲載した図に青と緑の線を追記した。

ドル株相関関係が有効だった期間は青い線で表す。もう少し長かったかもしれないが、大体これくらいである。最近はこのドル株相関関係が無効になっているのだ。


もう一つは緑の線。この線の期間は金利差とドル円の相関関係が、全く逆になっていた。この期間はアベノミクス相場の期間と一致する。


緑線の期間(アベノミクス)の特徴は、

米金利下落(金融緩和)、円安ドル高、株高-①

米金利上昇(金融引締)、円高ドル安、株安-②


一方で最終局面に入った現在では❓

米金利下落(金融緩和)、円高ドル安、株高-③

米金利上昇(金融引締)、円安ドル高、株安-④

▶︎100%この通りではない。


エブリシング・バブル崩壊の際に、エミン氏などは未だに②だと言うが、私は④ではないか❓と思っている。


現実に本日は③の状態に近い。気の早い人は「いよいよ利上げも限界だ。そろそろ円高にシフト」と言いはじめてる人もいるが、今年の5月や7月〜8月の円高ドル安時、必ずそんな人がいた。一時的な動きに騙されないようにしたい。


財務省と日銀の無駄な抵抗

「為替介入」

過去の事例から見て、今回いくら為替介入をしようが協調介入にはならず単独介入しかない。しかも単独介入はほぼ全て失敗に終わっている。


誰かは「為替介入の財源は無限にある」と恥知らずな嘘を言ったが、国民は何も知らないと馬鹿にしきっているのだ。円高の介入は財源は外貨準備高しかなく、限られた財源でしかない。しかもそれが無くなった場合、米国債を売るしか手段がない。


だが、米国債を大量に売却すると、米国債の暴落に伴い金利が更に急上昇❗️更なる大幅な円安ドル高と株価の大暴落を引き起こす。全世界の金融パニックのトリガーを日本🇯🇵が引くことになる。


最近の財務省や日銀のなりふり構わない為替介入やらを見ると、かなりヤバい段階に来ているのではないか❓長期国債の金利も危険ラインの0.25%付近をうろつき、しかもかなりこのラインを超えていた。

近くXデーが来て、ハイパーインフレが発生しても全く不思議ではない。


ラストに。上のチャートを見て、ドル円はバブルだと言い、過去20年間の月足チャートを見ると、確かに今は米ドルが上がり過ぎてるようにも見える。


だが、

⬇︎のチャートをご覧いただきたい。

これはドル円、月足の過去35年以上の超長期チャートだ。


決してドルが高すぎるわけではなく、むしろ200円〜300円時代に回帰したがっているようにも見えるし、強い上昇サインである逆三尊のパターンのように見えなくもない❓


⬇︎良かったら、下のクリックもお願いします。