少し前、岸田内閣が事実上の移民政策解禁と見れる発表をした。日本国内では移民に対するアレルギーが非常に強く、もちろん私自身も移民を全面的に受け入れるのは反対だ。


欧州で移民を解禁した結果、あちこちで問題が出ており、海外で失敗してる政策を日本は後追いでやろうとしてるのは変だ。


ただし、これに関して「反対だ❗️」と声高に声を上げる必要も無いと思っている。結論から言うと、日本に移民はあまり入って来ないだろう。(欧米のように、人口比率を変えてしまうほど…という意味で)


何故なら、今の日本は全く魅力が無いからだ。


かつては圧倒的に稼げるくらい、相対的に日本は豊かだった。今は海外の経済が伸び、日本は四半世紀も所得が下がる異常事態。経済が没落する斜陽国家と化し、低賃金で散々タダ働きさせられ、いらなくなったらポイ捨てされ、おまけに排外主義的なネトウヨが多数いるような国に誰が行きたがる⁉️


⬇︎外国人からも散々な評価の日本


アジア諸国で20年以上前なら、海外就労の希望先は圧倒的に日本がトップだったが、今は中国がトップだ。(ただし、観光地としては別である。観光地としての日本は非常に魅力的で、面白いだろう。世界から見て円安で物価が安い日本なら、観光したくもなる。就労者が減り観光客が増えるのは、国が貧しくなった証拠である)


・半導体の世界シェアは1/5になった。

最近では半導体不足が深刻だが、1980年代から90年代初めは世界の半導体シェアは、日本が50%でトップ。今は10%に落ちた。バブル崩壊後設備投資を怠り、技術革新に負けてこうなったという。

海外投資家はどう見てるのか❓

とあるネット記事にて、東京都心部の地価はコロナでも崩れず❗️と特集した記事あった。地価の上昇、維持には経済成長と人口増加が必須であり、両方とも無くした東京も人口が減少に転じる時が近い。(急激でなくても。地方はそれこそ激減が始まった)それを見越している海外投資家も多く、日本にはあまり積極的に投資してないという声が多い。


私がもし海外投資家だったなら…

日本には全く魅力が無いので、間違いなくとうの昔に資金を引き上げてるだろう。問題は将来だ。


スローデスか⁉️

サドンデスか⁉️だ。

日本の将来はこの二つのどちらかになる❗️


・スローデスとは❓

延々と今の自民党政権と官僚の天下が続くなら、資金を撤退させたままだ。二度と投資対象にしない。スローデスとはハイパーインフレなど致命的な社会変化も激震も起きず、今の衰退日本が延々と続くことにある。既得権益層や保守派が、最も望んでいるシナリオである。


この状態が続くなら、いくら地価上昇と騒いだところで、投資の魅力ゼロだ。2021年現在の生活レベルを維持することすら困難になり、2030年代、2040年代以降になると、中国🇨🇳やインド🇮🇳、インドネシア🇮🇩など海外に出稼ぎに行かないと、食っていけなくなる。


・サドンデスとは❓

このシナリオは以下二つに限定される。

①既得権益層に激痛を起こす抜本的構造改革

②行き着くまで行きハイパーインフレでジエンド


①はまず、それが出来る可能性がある者は山本太郎しかいない。彼の率いるれいわが政権を取り、既得権益層の凄まじい抵抗を無視して構造改革を断行すること。


かつての小泉純一郎や今の維新などは、全く持って似非改革者だ。国民特に弱者にだけ痛みを強いて、既得権益層にメスは入れてない。維新の場合はさらに酷く、改革どころかやってるフリをしてつまみ食いをしている。


何も与党や既得権層、維新ばかりではない。立憲民主党や社民、共産党すら全く出来ないだろう。マスコミもこの改革をやろうとする者は敵になる。だから山本太郎やれいわに対しパッシングするか無視している。


結局は日本は、①の抜本的構造改革の全く出来ない国である。日本にそれが出来る国なら、原爆投下、沖縄戦、東京大空襲、特攻隊になる前に戦争をやめているはずだ。


つまりこの先、②しかない❓

行き着くところまで行ってしまい、国がハイパーインフレになって実質的に破産状態になること。日本人、日本社会はここまでいかないと目が覚めない奴が多すぎる。


海外投資家になったつもりで、ここまで行って初めて、日本への投資を積極的にやるだろう。①でも②でもいい。この時点で積極投資だ。


だが哀しいかな、一日本人の1人として、サドンデス①のシナリオが最も望ましいが、それはかなり絶望的であり、②のシナリオを行ってしまうだろう…と、私は思っている。


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