私が時々出す「80年周期説」

201912月現在は、Dフェーズにいると思われる。


このDフェーズの特徴は、

・乱世、弾圧など世の中が乱れる

・右翼化、国家主義が台頭する

・経済が更に停滞し、民衆の不満が増大

・ジエンドという政権崩壊がある

・ジエンド後は右翼化は全否定される

ということを、今まで主張してきたが、


もう一つの特徴として、

・天災、伝染病などが非常に多い

・しかも巨大地震が多発

・大地震はCの終わり辺りから、Aの最初くらいの合計30年間が多発期にあたる。

・次に天災が多いのはBフェーズ


今から1サイクル前の約80年前】は、第二次世界大戦、アジア太平洋戦争があったが、19431945年は鳥取県や愛知県の大地震、東南海地震など非常に大地震が多発していたが、軍の機密情報により一般国民には知らせられなかった。


【2サイクル前の約160年前】は幕末にあたる。

どん底は1865年辺り


18547 現在の奈良県地震

18541223 安政東海地震

それから32時間後の24日に安政南海地震

2つとも推定M8.4

(上二つは南海トラフ地震)

18551111 安政江戸地震

M7.0 江戸直下型地震

安政時代は異常気象もひどく、コレラの大流行や安政の大獄など弾圧政治もあり、混沌として大変な国難だったと思われる。


【3サイクル前、約240年前】

異常気象による天明の飢饉があった。

どん底は1785年辺り


1782(天明2) 中冷夏 年末暖冬

西日本で天候不順が目立ったが、年末に異様な暖かさだったという。


1783(天明3) 超冷夏 浅間山噴火

日本史上空前の異常気象、最悪クラスの冷夏。5月以降寒さと雨がひどい。85日に浅間山の大噴火、村が壊滅したり鳥居が半分埋まったりした。


またこの年の天候は、

天保の飢饉の1836(天保7)

平成の大凶作1993(平成5)に酷似している。


1784(天明4) 小休止だが洪水も

やや冷夏、洪水などあった。ひどい天候ではなかったが、大飢饉はこの年から始まる。


1785(天明5) 北冷西暑型

江戸から北は冷夏、西日本は猛暑と干ばつ


1786(天明6) 大冷夏 洪水も

江戸で洪水と低温がひどかったらしい。


1787(天明7) 気象異変は下火になった。


【4サイクル前、約320年前】

どん底は1705年辺り

大地震頻発と富士山大噴火❗️



170312月に元禄江戸地震

関東大震災の元禄版 相模トラフ大地震

推定マグニチュード8.2以上

1704年浅間山噴火


170710月に宝永地震

南海トラフ超巨大地震で静岡から四国、九州まで震度6以上。

推定マグニチュード8.49.3

⬇︎図は10月28日の間違い

170712月に宝永の富士山大噴火が起きています。江戸市内にかなり灰が積もった。


・天災は悪政による天罰

以前の私は

「天災は神の怒り、天罰」などという考えは、完全否定していたが、今の社会情勢、今年の天災頻発など、今や私自身が昨今の天災は天罰だという考えは否定出来ないと思うようになってきた。本当にそうでないかという例だ。この元禄〜宝永の大地震当時の将軍、徳川綱吉だ。


5代目の将軍

1680〜亡くなった1709年まで、贅沢をし過ぎて幕府の財政を圧迫したので、小判の金の量を誤魔化し、大量の小判を発行し元禄バブルがおきる。その後18世紀になりバブルは崩れ、100年以上デフレになってしまう。


あと、生類憐みの令を出して非常に嫌がられていたのだ。ただの偶然かもしれないが、ひどい悪政と、凄まじい天変地異が重なっている。


⬇︎関東地方の大地震、発生状況

下2枚、宝永の大噴火の図⬇︎



【年末の暖かい日が続くのは凶兆】

今は北海道中心に大寒波で東京も寒い。週末には雪☃️かもしれないとの予報。だが、来週以降暖かな日がずっと続くという予報がある。とにかく今年の師走は、初冬と思えないくらい例年になく暖かい。


実は経験上、年末に何日も暖かさが続くのは凶兆になる事が多く、天明の飢饉の1783年は空前の大冷夏と浅間山噴火だったが、前年末は異常な暖冬続き。あの平成の大凶作の1993年の前年、1992年末も異常に暖かだった記憶がある。


も一つは、この12月の暖かさ続きは大地震の前兆だったり、政変の前兆、伝染病や天変地異など悪い事の前兆だったこともあり、いずれにしろあまり良くないと思う。


⬇︎複合大噴火(1989)の第1ページ

フィクションを交えながら、天明時代の年末から年明けの暖冬異変について書いている。


そしてだが、昨日、今日と3度も北関東を中心に中程度の地震が頻発している。東日本大震災も2日前から前震となる、群発地震が多発していた。


ここしばらくは関東地方、そして西日本の中央構造線付近は地震に注意してほしい。


・異常気象、天変地異は毎年起きてるじゃないか❓という疑問に対し

80年周期説に関係なく、A、B、C、D期間どれも関係なく、毎年異常気象やら天変地異は起きている。


天変地異の天変、つまり異常気象は割とどの期間にも発生している。が、比較的CやDが多い。Dはとくに異常気象が激しくなる。


天変地異の地異、つまり大地震や火山噴火は、大地震は圧倒的にD期間が多発している。次に多いのはB期間になる。



付録

天明時代の天気の記録

全国的に雨が多いが、9月は東日本は雨☂️続きだったものの、西日本は晴天続きだったことがわかる。典型的秋雨型。


⬇︎古い書籍に載っていた天明の飢饉の様子。
この1枚目から次の2枚目最初あたり、非常にショッキングな記述がある。自信無い人は読まない方が良い。

引き続き、天明時代の天候記録




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